凪と圭太は、家事や育児、マイホームをめぐる話し合いの中で、少しずつ気持ちがすれ違うようになっていました。そんななか圭太は、以前つきまといから助けた女性・ゆうきと再会し、明るく距離を縮めてくる彼女との時間に心が揺れ始めます。
家族でマイホームの内見に出かけた圭太は、楽しそうな凪を見て「良い夫、良い父親にならなければ」と自分に言い聞かせました。しかし帰宅後、保育園の準備や仕事復帰の話を進める凪に対し、圭太はどこか距離を感じてしまいます。
凪が家族の将来を考える一方で、圭太の頭にはゆうきの笑顔や言葉が浮かんでいました。そして気がつくと圭太は、ゆうきに会いたいという気持ちに突き動かされるように、1人で車を走らせていたのです。
ゆうきの職場を訪れた圭太は、自分の行動を振り返り、冷静になろうとするのですが……。
夫が踏み越えた小さな境界線
ゆうきに会いたい気持ちを抑えきれず、彼女の職場を訪れた圭太。ゆうきの姿が見当たらず、その場を立ち去ろうとしたところで偶然再会を果たします。圭太がお礼としてケーキを渡すと、ゆうきもうれしそうな表情を見せました。
その後、「友だちがいないから」とLINE交換を提案された圭太。戸惑いながらも、ゆうきの笑顔を前に断ることができませんでした。
本来であれば距離を置くべきだとわかっているはずなのに、圭太は「これくらいなら問題ない」と自分に言い聞かせます。
こうして2人の距離は、またひとつ近づいてしまったのでした。
◇ ◇ ◇
ゆうきに会いたい気持ちを抑えられず、彼女の職場を訪れた圭太。さらに、ゆうきからLINE交換を求められ、戸惑いながらも断ることができませんでした。「これくらいなら大丈夫」と自分に言い聞かせたくなるなら、本当はすでに危うい場所に立っているのかもしれません。
家族やパートナーとの関係を大切にしたいなら、自分の中に生まれた迷いから目をそらさないことが必要なのではないでしょうか。
おーちゃん