つきまとい被害を受けていた女性・ゆうきを助けた圭太。仕事先でゆうきと偶然の再会を果たした圭太は、ゆうきに乞われるまま、一緒にランチをすることに。
その一方で、圭太は「良い夫、良い父親でいなければ」とも思っていました。一抹の罪悪感を抱えながらも、ゆうきのことは話さず、凪の希望するマイホーム購入にも積極的な姿勢を見せます。
ところが、保育園の準備や仕事復帰の相談など、将来の話を次々と進める凪に対し、圭太はどこか距離を感じてしまいました。ゆうきなら、自分に意見を求めてくれるのではないか――その思いから、圭太は衝動的にゆうきの職場へ向かってしまいます。
ゆうきに会い、先日のランチのお礼としてケーキを渡した圭太。そこでゆうきからLINE交換を提案されます。ゆうきの笑顔に、圭太は「これくらいなら大丈夫」とその提案に乗ってしまうのでした。
一方、凪は圭太が自分の意見を言ってくれないことにモヤモヤ。夫婦として支え合いたい気持ちはあるものの、圭太の本音が見えず、どこか寂しさのようなものを抱えていたのです。
やさしさだけでは埋まらない寂しさ
マイホームの内見後、突然家を出ていった圭太に違和感を覚えた凪。最近の圭太の様子に思うところがあり、ため息をつきます。
凪は、誰にでもやさしく、誠実な圭太に惹かれて結婚を決意しました。しかし、結婚式の準備や子育てを通して、圭太が自分の意見をあまり言わず、提案にも反対しないことに、どこか寂しさを感じるようになっていました。
凪は、家事や育児を分担し、夫婦で協力しながら家庭を築いていきたいと考えていたのです。圭太が約束を守ってくれることには感謝しているものの、「本当に自分の意思でそうしてくれているのだろうか」と疑心暗鬼になることもしばしば。
それでも凪は「どこの夫婦も同じなのかもしれない」と自分に言い聞かせながら日々を過ごしていました。そんななか、マイホームの話を避けていた凪に対し、圭太から内見の提案があり、凪は久しぶりに夫婦の未来に希望を感じていたのです。
しかし一方で、なぜか「圭太は本当に自分のこと、そして家族のことを考えてくれているのだろうか」と不安にもなるのでした。
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夫婦関係において、相手が反対しないことや協力してくれることが、そのまま安心につながるとは言い切れない場面もあるのかもしれません。何かを決めるときに「いいよ」と受け入れてもらえても、本音が見えないままだと、かえって不安や寂しさが募ってしまうこともあるでしょう。
意見がぶつからない関係は、一見すると穏やかに見えます。しかし、どちらかが自分の気持ちを飲み込み続けてしまうと、少しずつ心の距離が生まれてしまうのかもしれません。
家族として同じ未来を見ていくためには、相手に合わせるやさしさだけでなく、自分の考えや気持ちを言葉にして伝えることも大切なのではないでしょうか。
おーちゃん