カフェ店休日を狙って押しかけてくる友人夫婦




これは50代の知人Aさんが体験した話です。Aさんは、観光地で夫とともにカフェを営んでいます。自宅を兼ねた小さな店ですが、Aさんの料理が大評判。今ではすっかり地元の人気店になり、経営も順調です。
しかし、Aさんには悩みのタネがありました。それは、店休日を狙って、夫の友人夫婦が泊まりに来ることです。しかも、もてなすのは決まってAさん。友人夫婦はいつも朝早くから押しかけ、Aさんが作る朝食を楽しみにしていました。
一方で夫は、友人夫婦と一緒に昼からお酒を飲み、騒いで家を散らかすだけ。Aさんが来訪を断ると、「冷たい」と責められ、受け入れざるを得ない状況が続いていました。Aさんは、自分にばかり負担がかかることに限界を感じ、「私はもてなし係じゃない」「もう泊まりに来てほしくない」と考えるようになっていたのです。
もてなしボイコット宣言!夫は必死にご機嫌取り
ある店休日に合わせ、また友人夫婦から宿泊の打診が。このとき、Aさんは海外に住む姉が帰ってくるため、実家に行くことにしていました。そのためAさんは、「姉に会うから無理。呼ぶなら勝手にして」と夫に伝えます。
すると夫は、「布団や食事の準備をしてから行ってくれ」と言うのです。Aさんがあきれて拒否すると、夫は意外にもすんなり引き下がりました。
ところが、夫が驚くべき行動に出ます。実家へ向かう前日、夫は「これでおいしいものでも食べて」と、一万円札を目の前でひらひらとさせてきたのです。さらに、頼みもしないのに肩もみまで始める、露骨な機嫌取り。Aさんは「もてなしの準備をさせようとしている」と即座に見抜き、一切手を貸さない姿勢を貫きました。
夜になり、焦り出した夫が「明日の準備は?」と探りを入れてきますが、Aさんが「終わったわよ」ととぼけると、夫は動揺ししました。Aさんは「私、『おもてなしはあなたがしてね』って言ったわよね?」と一蹴。
すると夫は顔を真っ赤にして
「俺にできるわけないだろう! なんて意地悪なんだ!」
と逆ギレします。Aさんは冷静に「最初にちゃんと無理って伝えました。怒る元気があるなら、今できることをしたら?」と言い捨て、寝室へ向かいました。
疲弊する夫…悲鳴のようなメールが次々と!
翌朝、Aさんが出発前に夫の様子を見ると、不慣れな手つきで朝食の準備に追われていました。夫は早朝から買い出しに走り回ったようです。Aさんは、「じゃあ、よろしく」とひと言を残し、実家へ向かいました。
Aさんが実家で姉との再会を楽しんでいると、メールが度々届きます。送り主を見ると夫。
「なかなか帰ってくれない」
「もう1泊すると言い出した」
「早く帰ってきて」
と、悲鳴のような文面が続いています。
しかし、Aさんはすべて無視。翌日、友人夫婦が帰ったころを見計らって帰宅しました。すると、そこには荒れ果てた部屋の隅で、魂が抜けたように座り込む夫の姿……。Aさんはその光景を冷ややかに見つめながら、「あの人たちが来ると、いつもこうなるの。それを片付けていたのは私よ」と告げました。
身をもって「おもてなし」の過酷さを知った夫は、蚊の鳴くような声で「悪かったよ。これからはホテルに泊まってもらう」と謝罪。それ以来、友人夫婦が泊まりに来ることはなくなったそうです。
まとめ
この一件で、言っても伝わらない相手には、身をもって体験してもらうことも一つの方法なのだと感じました。友人だから、家族だからといって開いての負担に甘え続けていると、少しずつ関係にひずみが生まれてしまうのだと思います。もてなす側の心身を削ってまで続ける付き合いは、お互いにとって決して良い結果を生みません。良好な人間関係を維持するために大切なのは、相手の善意を当然だと思わず、互いに敬意を持って行動することだと改めて学んだ出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:小山リオ/30代女性。娘と夫と3人で暮らす。娘が寝た後、夫とお酒を飲みながら映画を見る時間が最近の癒やし。
マンガ:あさうえさい
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
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