月日は流れ、小学6年生になったカイトくんたちは、心待ちにしていた修学旅行へ。しかし直前になって参加したゆめくんが同じ班に入れられ、楽しみにしていた自由行動の計画は崩れてしまいます。
帰宅後、「なんで俺たちばっかりこんな目に遭うの?」と涙ながらに訴えるカイトくん。これ以上一方的に責められるわけにはいかないと、カイトくんのお母さんは話し合いに校長先生の同席を求めました。
話し合いの場で、ゆめくんのお母さんは「集団いじめだ!」と処罰を要求しますが、校長先生は「まずは子どもたち一人ひとりから話を聞く」と制止。するとカイトくんだけでなく、ほかの児童からも「ずっと我慢してきた」「田代くんたちを怒らないでほしい」という声が続出して……。
なんでいつも俺をいじめるの……!?












校長先生に話を聞かれたゆめくんは、「自分は何もしていないのに、みんなに無視されたり、嫌いと言われたりする」と泣きながら主張しました。校長先生はどちらの言葉も否定せず、次に担任の古川先生へ、普段のクラスの様子を尋ねます。
古川先生が「仲間外れはいけないと教えてきた」と話すと、ゆめくんのお母さんは「担任もいじめだと認めている!」と勢いづきます。しかし、校長先生から「このクラスにいじめはありますか?」と改めて問われた古川先生は、しばらく言葉に詰まった末、「いじめがあるとは言えません」と答えるのでした。
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子どもが「いじめられた」と訴えたとき、そのつらさを受け止めることは必要です。一方で、言葉だけですぐに結論を出してしまうと、別の子どもが抱えてきた苦しさや、そこに至るまでの経緯が見えなくなることもあります。
大人は、どちらかの味方になることを急ぐのではなく、それぞれの話を丁寧に聞き、事実と気持ちを分けながら整理していく姿勢を持ちたいですね。子どもたちが安心して本音を話せる場をつくることも、問題を解決するための大切な一歩ではないでしょうか。
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神谷もち
