診断結果が出ても、違和感が…
ところが2日後、咳の症状が現れたと思ったら、いったん熱が下がったあとに今度は体に湿疹が出始め、さらに午後になると再び発熱。再び同じ病院を受診すると、「突発性発疹」との診断を受けました。しかしその診断を聞いても、「いつもと何かが違う」という感覚が拭えませんでした。
夫に相談しましたが、「ただの風邪だろう。もう少し様子を見てもいいんじゃないか」と言われてしまい、ますます迷いました。しかし、次に実母に相談してみたところ、「母親の勘は正しいはずよ。後悔する前に自分を信じなさい」と力強く後押ししてくれたのです。その言葉に背中を押されて、即決で同日夜に別の小児科を受診しました。
診察と血液検査をしてもらった結果、「川崎病」と診断されました。症状は比較的軽い方だったとはいえ、数日間の入院が必要となりました。あのまま放置していたらと思うと、今でもゾッとします。母親としての直感が働いて、本当によかったです。
誰よりも子どもを近くで見ている自分だからこそ分かる違和感というものが、やはりあると感じました。「ただの風邪です」と再び言われる可能性を不安に思い、迷うこともありましたが、実母の「母親の勘を信じて」という後押しで、最終的に行動し、後悔しない選択ができたと思っています。
今回の経験を通して、親の不安や違和感を「気のせい」と片づけず、必要に応じて再受診することの大切さを実感しました。
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「いつもと何かが違う」という感覚を信じ、お母さまの後押しもありセカンドオピニオンを求めたことが、最終的に適切な診断につながりましたね。誰よりも子どものそばにいるお母さんだからこそ気づける違和感は、大切にしたいものです。
「突発性発疹」は、生後6カ月〜1歳半の時期にかかりやすい感染症として知られていますが、それ以外の時期にかかることもあります。38度以上の高い熱が3〜4日続いたあとで、解熱する前後におなかや胸などに発疹が出てくるのが特徴ですが、発熱がない場合もあります。
突発性発疹は、解熱後に発疹が出て初めて診断がつくことも多く、発熱中はほかの病気の可能性も考える必要があります。また、突発性発疹でも熱性けいれんや、まれに脳症を合併することがあります。
今回最終的に診断された「川崎病」は、生後6カ月〜6歳の子どもに多く見られる病気で、原因ははっきりとわかっていません。全身の血管の炎症によって引き起こされ、最初は発熱だけで「風邪かな?」と思っているうちに、全身の発疹や目の充血などの症状が徐々に現れるため、多くの場合は症状が出てから3〜5日目に診断されます。心臓などへの合併症をきたすこともあるため、できるだけ早く適切な治療を受けることが大切です。
今回のように高熱が数日続く場合は、小児科を受診するようにしましょう。意識状態が悪かったり、けいれんしていたりする場合は、救急病院の受診も必要です。「いつもと様子が違うな」と感じたときは、ためらわずに医療機関を受診することが、お子さんを守ることにつながりますね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:松井 潔/小児科 | 医療法人産育会 堀病院
著者:飯田 葵/20代女性・主婦
4歳の娘を育てる母。娘と色々な公園に行くことが好き。
作画:赤身まぐろ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
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