おっぱいが垂れた産後
娘を産む前まで知らなかったことはたくさんありますが、産後の体型変化はその中の一つです。おなかがしわしわになる、腰回りが太くなるといった、産後によく聞く体型変化はわかっているつもりでしたが、こんなにも胸が垂れるとは知りませんでした。
私は母乳の出が悪く、そのため母乳をあげていないときでも、とにかく多く母乳をとろうと、当時の私は必死でおっぱいをマッサージして搾乳していました。それが原因なのか、娘が生まれて半年たつころには、おっぱいは伸びきり下に大きく垂れてしまったのです。
夫に言われた「おっぱい垂れたね」
垂れたおっぱいを見るたびに、きれいじゃないな、以前の体とは全然違うな……と自分でも思っていました。それと同時に、これは自分が一生懸命育児を頑張っている証拠だと前向きに捉えていました。
娘が少し大きくなったある夏のこと。娘と夫と海へ遊びに行ったところ、水着姿の私を見て、夫が笑いながらこう言ったのです。「おっぱい垂れたね」と。
夫の言葉に激怒
その言葉に私は激怒。たしかにおっぱいは垂れました。きれいとは言い難いかもしれません。ですが、これは昼夜問わず私が一生懸命育児に取り組んだ結果でもあります。自分よりもとにかく家族の幸せを考え、自分のことは二の次にしてきました。
それが良いか悪いかはさておき、一番の理解者であってほしい夫にそう言われ、とても嫌な気分になったのです。私の怒りに夫は平謝り。夫は軽い冗談で言ったそうですが、次また同じことを言ったら離婚する! と言い渡してその場は収まりました。
ひとりの時間をくれた夫
夫はその出来事で何か考えるところがあったようです。それ以来、夫は積極的に娘を預かってくれるようになり、私は美容院やピラティスに行く時間を持てるようになりました。
私の状態といえば髪はぼさぼさ、肌はボロボロ、ネイルなんてもってのほか……だったので、正直この夫の態度の変化はとてもうれしかったです。なにより、ひとりの時間ができたことで、少し余裕をもって娘や夫と向き合えるようになりました。
「おっぱい垂れたね」という夫の心ない言葉。とても嫌な気持ちにはなりましたが、結果として夫も私の努力に敬意を払ってくれるきっかけとなってよかったと思っています。娘が5歳になり少し育児に余裕が出てきた今、もっと最初から夫に助けを求めていれば……と反省もしています。ひとりの時間も家族の時間も大切に、これからも育児に励んでいきたいです。
監修:松田玲子(助産師)
著者:レイトン愛加/30代女性・主婦。5歳の娘を育児中。現在はブラジルに移住しており、海外での子育てと仕事の両立に奮闘中。大学卒業後、ずっと経理の仕事をしており、ブラジルで独立して事務所を構えることが直近の目標。いつか子どもと世界旅行をするという野望も!
作画:キヨ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています