「必要ない」と笑った上司
職場の休憩室で、上司に「第二種衛生管理者(職場で働く人の健康管理や、働きやすい環境づくりに関わる国家資格)」の資格取得を目指していることを話したときのことです。
私はスキルアップのために勉強を始めたばかりでした。ところが、日ごろから効率よりも根性論を重んじるタイプの上司は、私の話を聞くなり鼻で笑い、
「そんな事務員が取るような資格、今の仕事に必要ないだろ。そんな暇があるなら、もっと現場の機嫌を取ることに時間を使え」
と言い放ったのです。
その瞬間、やる気を頭ごなしに否定されたようで、胸の奥が重くなりました。個人の努力や意欲を認めようとしない考え方に、悔しさも込み上げてきました。
とはいえ、ここで言い返しても話は通じないだろうと思い、私は「そうですか」とだけ返しました。そして、その後は上司に資格の話をすることなく、黙々と勉強を続けました。
黙って勉強を続けた結果
その結果、私は無事に一発合格。
するとその直後、会社全体でコンプライアンス遵守と管理体制の強化が急務となり、新しいプロジェクトが立ち上がりました。
上司が対応に戸惑っている中、私は資格取得で学んだ知識を生かし、改善案や業務フローをまとめることに。さらに、役員会議で直接プレゼンをする機会もいただきました。
役員会議で立場が一変
提案は役員から高く評価され、私はプロジェクトの中心メンバーとして関わることになりました。
その様子を見て、以前あれほど私の資格取得を否定していた上司は、何も言えない様子で黙り込んでいました。
その顔を見た瞬間、これまで抱えていたモヤモヤが少しずつ晴れていくような気がしました。
感情的に言い返すことはしませんでしたが、努力して得た結果が、自分の価値を示してくれたのだと思います。
まとめ
今回の経験を通して、悔しさをその場でぶつけるだけが反撃ではないのだと感じました。誰かの言葉に揺らいでも、自分が必要だと思ったことを積み重ねることで、結果が静かに味方してくれることもあるのだと実感しました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:中川らら/20代女性・会社員
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
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