迎えた話し合いの日、校長先生の前で子どもたちはこれまで胸にしまってきた思いを打ち明けます。「一緒にいたくないだけ」「ずっと我慢してきた」と率直な言葉が次々と語られ、これまでの出来事も具体的に明らかになっていきました。
その様子を受け、古川先生もついに「いじめがあるとは言えない」と認めます。さらに校長先生は、苦手な相手との関係を大人が無理に結びつけるべきではないと判断し、今後はカイトくんたちにゆめくんとの関わりを強制しないよう伝えました。
こうして、カイトくんたちにはようやく落ち着いた日常が戻りましたが、その後、ゆめくんは学校に姿を見せなくなってしまいます。それから1カ月後のある日……。
それぞれの生活は……?














話し合いから1カ月後、古川先生は、ゆめくんが家庭の事情で転校することになったとクラスに伝えます。帰宅後、カイトくんから転校を知らされたお母さんは驚きながらも、「それで学校へ通えるようになるなら、そのほうがいいのかもしれない」と受け止めました。カイトくんも、「ワガママを言わなければ、一緒に遊んでいたのに」と率直な思いを口にします。
一方、転校初日の朝を迎えたゆめくん親子は笑顔でした。転校先は、かつてゆめくんと仲の良かった津村くんが通う学校。お母さんは、津村くんと同じクラスになるよう学校へ頼んでいたのです。「これで安心」と新生活に期待するお母さん。ゆめくんも笑顔で、新しい学校へ出発するのでした。
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環境を変えることが、子どもにとって新たな一歩につながる場合もあります。ただ、これまで人間関係がうまくいかなかった理由を振り返らないままでは、新しい場所でも同じ悩みを抱えてしまうかもしれません。
親が安心できる相手や環境を先回りして用意するだけでなく、子ども自身が「相手はどう感じていたのか」「これからどのように関わればよいのか」を考えられるよう支えることも必要です。新しい出会いのなかで、少しずつ相手の気持ちや無理のない関係の築き方を学んでいけるとよいですね。
神谷もちさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。
神谷もち
