私たちのバースプラン
赤ちゃんは2人そろって迎えてあげたいと決めており、立ち会い出産を希望。里帰りのための移動を終え、出産予定日よりも少し前に陣痛が始まりました。しかしお産は進まず、夫は一度仕事へ戻ることになりました。ようやく進み始めたものの、夫はまだ遠方で仕事中のため、すぐには駆けつけることができません。
本格的な痛みを伴う陣痛が始まってから6時間がたったころ、「もし陣痛が耐えられそうにないなら、希望はかなわなくなるかもしれないけれど、先生に処置してもらって破水を促せば子宮口が開きやすく、もっと出産をラクに進められるよ」と助産師さんに言われました。しかし、「赤ちゃんの状態が大丈夫なら、可能な限り夫の希望をかなえてあげたい」⋯⋯そう思いながら、その後も必死に痛みと闘っていました。
出産後、夫からまさかの発言
助産師さんの助言をいただいてから3時間後、夫が到着。それと同時に破水を促し、すぐに子宮口全開大となり、無事に出産することができました。なんとか立ち会い出産をかなえることができ、夫婦そろって涙を流しながら喜びました。夫の顔を見ながら、「陣痛は苦しかったけれど、頑張って本当によかった」。心からそう感じていました。
しかし、幸せな時間が流れていたのもつかの間! 落ち着いたころに、夫が驚くような発言をしたのです。「割とスムーズでラクな出産になって本当によかったね」開いた口がふさがらないとはまさにこのこと。
「ラクな出産」。悪気はなかったにしろ、夫の発言に私はとてもモヤッとした気持ちになり、同時に悲しさもこみ上げてきました。
夫に物申す! 夫の言い分は…?
夫は私が陣痛で苦しむ姿を一切見ることなく、病院に到着してすぐの出産だったため、スムーズでラクな出産に思えたようです。さらに出産については、自分にできることはないと思い、出産の流れについて事前に調べることもしなかったようです。
そこで私は、「2人の夢をかなえるため助産師さんの助言後も陣痛に耐えたこと。本格的な陣痛がどれほどの痛みで、それに耐えることのつらさがいかなるものであったか。さらに、命がけの出産にそもそもラクなものなどないのだ」と私が感じた思いを説明しました。夫はしっかり話を聞いて理解し、自身の発言を反省してくれました。
このことから、私たちは産後のトラブルや育児に関して可能な限り、情報を共有するようにしています。仕事が忙しいため、すべてを把握してもらうことは難しいですが、夫が理解しようと関心を向けてくれただけで私はうれしかったですし、心が救われました。慣れない育児は大変でしたが、夫の存在はとても心強かったです。それでも2人目の出産は、陣痛から付き添ってもらおうと心に決めています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:松田玲子(助産師)
著者:山下亜衣/30代女性・主婦。10歳と7歳のサッカー小僧の母。子どもたちを応援するため、アスリートフードマイスターを取得。転勤族で現在は地方での生活を満喫中。趣味はキャンプ。
作画:キヨ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています