いつものように娘と入った外出先のトイレ
当時、小学1年生だった娘と買い物へ出かけたときのことです。子どもだけでトイレへ行かせるのは心配だったため、その日も一緒に個室へ入りました。
先に娘が用を済ませ、続いて私がトイレを使うことに。娘は個室の中で待ちながら、何気なく私の様子を見ていました。
ところが、私が用を済ませて立ち上がると、娘の表情が突然変わったのです。
「ママ、大変!」娘が突然パニックに
娘は便器の中を見るなり、目を丸くしました。
「ママ!血が出てる!」
その日、私はちょうど生理中だったため、経血で便器の水が赤くなっていたのです。
娘は今にも泣き出しそうな顔で私の腕をつかみました。そして次の瞬間、「救急車呼ばないと!」と本気で言い出したのです。
周囲に聞こえていないか焦りながら、「大丈夫、大丈夫だから」となだめましたが、娘はなかなか落ち着きません。
「本当に痛くないの?」
「病院行かなくていいの?」
そんな娘の表情を見ていると、驚かせてしまったことを申し訳なく思う一方で、私のことを本気で心配してくれているのだと感じました。
あわてて娘に説明したこと
私は娘を落ち着かせながら、生理について簡単に説明しました。
「女の人の体には、大人になると毎月起こる変化があるの」
本当ならもっとゆっくり話したかったのですが、そのときは外出先のトイレの中。まずは娘を安心させることを優先しました。
「ケガや病気じゃないから大丈夫だよ」
すると娘は少し安心したようで、「そうなんだ……」と小さくうなずきました。
それでも完全には納得できなかったようで、何度か「本当に大丈夫?」と確認してきました。外出先のトイレでは十分に説明できなかったこともあり、家に帰ったら改めてゆっくり話そうと決意しました。
生理については「もう少し大きくなってから話そう」と思っていましたが、子どもの疑問や不安は思いがけない場面で生まれるものなのだと実感しました。
これからは、子どもの成長に合わせながら、体の変化について少しずつ伝えていきたいと思っています。
著者:斉藤香奈/30代女性。2012年生まれの男の子、2019年生まれの女の子を子育て中。コールセンターに勤務しながら、子育てやライフスタイルなどのテーマで記事作成をしている。
イラスト:ほや助
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)
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