まさかのタイミングで起きた異変
忙しさの中で、突然「あの独特の感覚」を下半身に感じました。生温かい血が一気に流れてくる感覚に、思わず頭が真っ白に……。何とか耐えようとしたものの、量も多く、どうにもならない状況でした。
その瞬間、気が遠くなるような感覚に襲われ、思わず膝から崩れ落ちてしまいました。
周囲が男性ばかりだった気まずさ
さらに運が悪かったのは、周りにいたのが男性ばかりだったことです。
「大丈夫ですか? 貧血ですか?」と心配して声をかけていただきましたが、こちらとしては状況を説明することもできず、「大丈夫です」と答えるのが精一杯でした。
それでも出血の感覚は続いており、すぐには立ち上がることもできませんでした。うずくまったまま過ごす時間は、周囲の視線も気になり、とてもつらく感じました。
何とも言えない気持ちになった出来事
女性であればすぐに状況を察してもらえたかもしれないと思う一方で、その場にいたのは男性ばかりでした。
心配してくださっていることは伝わるのですが、こうした場面でどう対応すればよいかお互い戸惑っていたように感じ、何とも言えない気持ちになりました。
まとめ
今回の出来事を通して、更年期であっても自分の想像と違う形で出血が起こることもあるのだと強く感じました。普段はふらつくこともほとんどなかったため、まさか自分があのように動けなくなるとは思っておらず、体の変化を意識するきっかけになりました。
医師による解説:更年期以降の突然の出血について
閉経したと思っていても、更年期以降に出血が見られることがあります。不安を抱え込まず、必要に応じて婦人科で確認しましょう。
更年期には不規則な出血が見られることも
更年期(閉経前後の時期)には、卵巣機能の変化により女性ホルモンの分泌が揺らぎやすくなります。そのため、生理周期が不規則になったり、長期間出血がなかった後に突然出血したりすることがあります。
一般的に閉経は「最後の月経から12カ月以上月経がない状態」とされますが、実際には「閉経したと思っていたら、久しぶりに出血があった」という方も少なくありません。50代後半まで月経のような出血が見られるケースもあり、出血があったからといって、すぐに重大な病気と決めつける必要はありません。
閉経後の出血は確認が必要です
一方で、最後の月経から12カ月以上たっている場合の出血は、閉経後出血とされます。原因としては、腟や子宮内膜の萎縮、ポリープ、子宮内膜増殖症などのほか、子宮体がんが隠れていることもあります。自己判断せず、医療機関で相談することが大切です。
閉経後の出血すべてが重大な病気によるものとは限りません。必要以上に怖がることではなく、「念のために確認する」という姿勢が大切です。ただし、出血の原因は症状だけでは判断しにくいため、年齢や出血の量、続き方などを踏まえて考えることが大切です。
出血量が多い・ふらつきがある場合
今回のように出血量が多く、立ち上がれないほどのふらつきや強い不調がある場合は、貧血や循環動態への影響も考えられます。急な大量出血は体への負担も大きいため、早めに婦人科または内科で相談することが望ましいです。特にナプキンが短時間でいっぱいになる場合や、めまい・動悸がある、顔色不良や冷や汗を伴うといった場合は注意が必要です。
更年期以降の出血は珍しくない一方で、放置して良いかどうかは判断が難しいものです。不安を抱え込まず、気になる出血がある場合や症状が強い場合は、婦人科で相談しましょう。急な大量出血や強いふらつきがある場合は、内科や救急での相談が必要になることもあります。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:沢岻美奈子先生(日本産科婦人科学会専門医・日本女性医学学会ヘルスケア専門医)
著者:中村亜美/40代女性・パート
イラスト:sawawa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
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