学校では聞いていたけれど…
当時、小学6年生だった私。生理については、学校で簡単な説明を受けた程度で、詳しいことはよくわかっていませんでした。友だちと生理の話をすることもほとんどなく、自分にはまだ関係のない話だと思っていたのです。
また、生理はおなかが痛くなったり、何か前触れがあったりして始まるものだと勝手に思い込んでいました。そのため、まさか何の予兆もなく突然やってくるとは想像もしていなかったのです。
「え…何これ!?」トイレで気づいたこと
その日は、いつも通り学校で過ごしていました。授業を受け、休み時間には友だちと遊び、特に体調の変化もありませんでした。
帰宅前に、学校でトイレへ行ったときのことです。下着を見た私は思わず固まりました。
「え……何これ?」
当時履いていたのは濃い色の下着でした。そのせいか、赤というより真っ黒なシミが広がっているように見えたのです。
体に異常が起きているのではないかと不安になりましたが、その場ではどうすることもできず、そのまま家に帰りました。
母から返ってきた予想外の答え
家に着くと、私は真っ先にトイレへ向かいました。すると、学校で見たときよりも黒いシミが広がっているように見えたのです。
「どうしよう……」
急に不安が大きくなり、私は慌てて母のもとへ向かいました。
「お母さん、ちょっと見て」
すると母は、下着を見るなりあっさりと言いました。
「あー、生理がきたのね」
私は思わず拍子抜けしてしまいました。もっと深刻なことだと思っていたのに、母は驚く様子もなく、ごく普通の口調で答えたからです。
「え? これが?」
そう聞き返す私に、母はナプキンの使い方や交換のタイミングを教えてくれました。そして、「最初はびっくりするよね」と笑ったのです。その言葉を聞いて、私はようやく安心することができました。
学校で生理について説明を受けていたにもかかわらず、私は自分の身に起きたことをすぐには結び付けることができませんでした。「こういうものだろう」という思い込みがあったため、実際との違いに戸惑ってしまったのです。
それでも、不安な私に母が落ち着いて対応してくれたおかげで、必要以上に怖がらずに済みました。体の変化について知識を持つことはもちろんですが、わからないことを気軽に相談できる相手がいることも大切なのだと実感した出来事です。
著者:松茉莉花/40代女性・栄養士資格保持。趣味は執筆とお菓子作り。執筆を続けながら、小さなカフェとお菓子のオンライン販売をするのが目標。
イラスト:sawawa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!