いつも通りの夕食だったはずが…
当時、私たちは結婚を前提にお付き合いしていました。その日も特別な予定はなく、自宅でいつも通り夕食を食べていました。仕事の話をしたり、テレビを見たり、本当に普段と変わらない時間を過ごしていた私たち。
すると彼が何かを話し始めました。しかし、あまりにも普段通りの雰囲気だったため、私は何気ない会話のひとつだと思っていたのです。
「うんうん」と、いつもの会話の延長のように生返事をしてしまいました。
突然流れた気まずい空気
ところが、その直後でした。彼が急に黙り込んでしまったのです。先ほどまで普通に会話していたのに、なぜか微妙な空気が流れ始めました。
私は何が起きたのかわからず戸惑いましたが、彼はどこか納得していないような表情をしていました。そして少し間を置いてから、こう言ったのです。
「……ちゃんと聞いてた?」
その言葉を聞いた瞬間、私は慌てました。
もしかして、何か大事な話をしていたのだろうか。そう思って記憶をたどってみると……。
まさかの真相に大爆笑!
そして数秒後。さっきの会話を頭の中で振り返った私は、ようやく気づきました。彼が伝えてくれていたのは、プロポーズの言葉だったのです。
「えっ!? もしかして今のって……!」
私が聞き返すと、彼は少し気まずそうな顔をしていました。
せっかく彼が勇気を出して気持ちを伝えてくれたのに、私は完全に聞き流してしまっていたのです。
彼の真剣なプロポーズと、何も気づかず「うんうん」と返事をしていた私。状況を理解した途端、あまりのおかしさに笑いが込み上げてきて、最終的には二人で大笑いしてしまいました。
その後、改めて彼の言葉をしっかり受け止め、無事にプロポーズの返事をすることができました。
プロポーズといえば特別な演出を思い浮かべますが、私たちの場合は思いもよらない形で忘れられない思い出になりました。今でも夫と当時の話になると、「ちゃんと聞いてなかったよね?」とからかわれることがあります。
完璧なプロポーズではなかったかもしれませんが、だからこそ今でも忘れられない出来事になっています。
著者:金山さや/30代女性・2児の母。毎日やること多くてオーバーヒート気味。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)
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