繰り返してきた粉瘤
粉瘤ができやすい体質なのか、私は10代のころからこれまでに5回ほど同じ症状を繰り返し、そのたびに形成外科で切開の処置を受けてきました。
最初は戸惑いもありましたが、回数を重ねるうちに「この痛みはいつものものだ」とわかるようになり、自分なりの感覚も身についていきました。
気付いた耳裏の違和感
妊娠7カ月のとき、耳の裏に小さな腫れを見つけた瞬間、これまでと同じような違和感を覚えました。大きな痛みではないものの、じわっとした嫌な感覚があり、「やっぱり粉瘤かもしれない」と頭をよぎりました。
これまではある程度しこりが大きくなってから受診していましたが、おなかの赤ちゃんのこともあり、今回は少し迷いながらも早めに形成外科を訪れました。
診察では粉瘤ではない可能性を指摘され、「気にしすぎかな」と一瞬迷いも生じましたが、それでも自分の中の違和感は消えませんでした。
感覚を信じて選んだ判断とは
これまでの経験が頭をよぎり、「このまま様子を見るのは違う気がする」と感じていました。迷いはありつつも、医師に自分の違和感を改めて伝え、相談した結果、切開することになりました。処置の結果、やはり粉瘤であることが判明しました。
さらに、発生した場所が珍しく、もし発見が遅れて化膿が進んでいれば処置がより難しくなっていた可能性もあると説明を受け、その言葉に思わずほっとしたのを覚えています。
まとめ
自分の感覚を信じて決断したことで、結果的に早い段階で対処することができました。少しの違和感でも放置せず、早めに医療機関を受診することの大切さを実感した出来事でした。不安なときこそ、自分の体のサインに目を向けることが大切だと感じています。
医師による解説:粉瘤の正体と早期受診が大切な理由
粉瘤は誰もがなり得る身近な皮膚疾患ですが、放置して炎症を起こすと強い痛みや腫れを伴います。特に妊娠中は、適切な処置を検討するためにも正しい知識と早めの相談が大切です。
粉瘤とは?袋の中に角質がたまる良性腫瘍
粉瘤は、皮膚の中にできた袋状の組織に、本来剥がれ落ちるはずの角質や皮脂がたまってできる良性腫瘍です。自然に治ることはなく、放置すると徐々に大きくなったり、細菌感染を起こして「炎症性粉瘤」となり、激しい痛みや膿を伴ったりすることがあります。
なぜ繰り返す?体質や袋の取り残しが原因
粉瘤ができやすい体質の方は存在し、全身のあちこちに複数発生することもあります。また、過去に切開して膿を出したことがあっても、中にある「袋」そのものを完全に取り除かない限り、再び中身がたまって再発します。完治には、炎症が落ち着いている時期に袋ごと摘出する手術が必要です。
妊娠中の粉瘤、早めの受診が勧められる理由
妊娠中はホルモンバランスの変化で肌トラブルが起きやすく、また使用できる薬に制限がある場合もあります。炎症が悪化してからでは処置の負担が増えるため、異変を感じたら早めに受診しましょう。医師と相談しながら適切なタイミングで処置をおこなうことが、母体への負担軽減につながります。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:久野 賀子先生(PRIDE CLINIC 医師)
著者:椎名あかね/30代女性・主婦
イラスト:ゆる山まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
関連記事:「パチン!」できものをつかんだ瞬間に破裂!中から出てきた米粒より小さい謎の粒と判明した病名
関連記事:医師「何だろうね」放置していたボコッとした手のしこり。ある日突然、皮膚から出てきたものとは
ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!