

圧倒的に少なかったタンパク質
まず、夫の独身時代の食事量や食生活について聞いてみました。すると、おかずは少なめでタンパク質が不足しており、逆に白米は多めで、糖質に偏りがちな食事だったことがわかりました。独身時代は自炊をする余裕がなかったらしく、白米のみ自宅で炊いて、おかずは買ってきた総菜で生活していたそうです。このような食生活を送っていれば、筋肉がつきにくいのも納得できます。
そこで、まずは毎日の献立に、鶏肉や牛肉、卵料理を多めに取り入れることに。私は料理が得意というわけではありませんでしたが、自分の料理スキルを上げるチャンスだと思うことで、前向きに取り組むことができました。
最初は栄養バランスやカロリーを調べながら、時間をかけて料理をしていました。しかし、続けるうちに少しずつ慣れてきて、レシピを見ただけで大体のタンパク質量やカロリーを計算できるように。料理の手際もよくなり、徐々に調理時間が短縮されていきました。
昼ごはんは毎日ラーメン!?
最大の問題点は、夫の昼ごはんがラーメンばかりだったことです。土木建築の仕事に就いている夫は、作業中は大量に汗をかくこともあり、昼食にはとにかく塩気のあるものやガッツリしたものが欲しくなるというのです。夫は職場の先輩や職人さんたちと一緒に、毎日いろいろなラーメンを食べ歩いていたようです。
職場の人とのランチが、コミュニケーションの場になっていることもわかります。とはいえ、毎日のようにラーメンが続くと、塩分や糖質のとりすぎが気になります。私は夫に、「仕事上の付き合いも大事だけど、体のことも心配だよ」と伝えました。そして、職場の人とランチに行く予定がない日は、お弁当を持って行ってもらうことにしたのです。
朝のお弁当作りは大変でしたが、昼ごはんのカロリーやタンパク質量をある程度把握できるようになったのは大きなメリットでした。
夜の散歩で全身運動を
夫は仕事の中で、日常的に重いものを持ち上げたり、運んだりしています。本人はそれだけで十分な運動になっていると思っていたようです。ただ、仕事で使う筋肉はどうしても偏りがちです。体全体をバランスよく動かすためには、仕事とは別に、無理のない運動を取り入れることも必要なのではないかと思いました。
そこで私は夫に、毎晩1時間ほど散歩をしようと提案。たかが散歩、されど散歩です。ただゆっくり歩くのではなく、少し速めのペースで歩いたり、階段を上り下りしたり、芝生や砂利道の上を歩いたりします。こうすることで、普段あまり使わない部分も動かせるように意識しました。
消費カロリーはそれほど多くないかもしれません。ただ、全身をバランスよく動かすことで、筋肉量アップが目指せると思ったのです。帰宅するころには2人とも、いつも汗だくになっていました。
そんな生活を1年続けた結果、夫は7kgの増量に成功。以前よりも筋肉がつき、がっしりとした体型になりました。夏バテもしにくくなり、疲れやすさを訴えることも少しずつ減っていきました。
一方で、私にも思わぬ変化がありました。もともとぽっちゃりした体型だったのですが、食事や運動を見直すうちに3kgほど体重が落ちて普通体型になり、料理スキルも向上したのです。
夫のために始めた取り組みでしたが、夫婦ともに健康的な体を手に入れることができ、食事と運動の大切さを実感した1年でした。
著者:今西梨沙/30代女性・2023年、2024年に男児を出産。薬剤師資格保有。専門知識を生かして、健康や美容にかんする記事を執筆している。サッカー観戦と料理が趣味。
作画:おはな
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
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