一方的に責め立てられたみきは「不倫されたり、離婚届を勝手に出されたり、いろいろあったんです」——。しかし、やば香は「勝手に離婚届を出したってウソだよね?」と、やば男を問い詰めます。
やば男は冷や汗をかきながら当時を振り返り、やば子から「離婚届、勝手に出せばいいでしょ! いや、出せ!」と強要されたことを打ち明けますが、それでもやば香は信じようとはしません。
自分の母親の非を棚に上げる異母妹に、衝撃の事実が明かされ…!?










※離婚届を配偶者の同意なく作成・提出する行為は、有印私文書偽造罪や偽造私文書等行使罪などに問われる可能性があります。前もって「不受理申出」の手続きをおこなうことで、本人の意思に基づかない離婚届が受理されることを防ぐことができます。
「みちるさんはやば子さんに嫌がらせしてませんよ。こだわっていたのは、やば子さんですよ」——。
やば男の妹であり、みきの叔母に事実を突き付けられたやば香は「私に言われても困ります!!!」と声を荒らげ、制止しようとしたやば男に飲み物を浴びせかけたのでした。
言うまでもなく、どんなにショックを受けたからといって、人に飲み物を浴びせかけるのは決して許される行為ではありません。しかし、そもそもこの修羅場の原因を作ったのは2度も不倫を働き、前妻も後妻も裏切り続けたやば男。事実を知らずにみきを責めてしまったやば香ですが、親戚の言葉どおり、彼女自身には何の罪もありません。
もしかするとやば香は、自己保身に走ろうとする母親から「やば男の前妻は諦めの悪い、執念深い人」といったようなウソを吹き込まれていたのかもしれません。
そのウソを信じた結果が、この修羅場だとしたら……。親戚から「みちるさんのこと、悪く言わないで」「みちるさんは嫌がらせしてませんよ」と口々に指摘され、肩身の狭い思いをしたやば香もまた、やば男の不倫が生み出した“被害者”とも言えるのではないでしょうか?
なかには「不倫は一時の過ち」と主張する人もいるかもしれません。しかし、不倫によって離婚が成立した後もその影響は尾を引き、何の罪もないわが子を長く苦しませ続ける——。涙をこらえきれないやば香の姿から、改めて不倫という行為の罪深さを思い知らされますね。
岡田ももえ