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「離婚しましょw」新婚旅行の直前に妻が元彼と駆け落ち⇒絶望の中、電車で出会った親子に声かけたら!?

その日、僕たち夫婦は、翌日に控えた新婚旅行の準備をしていました。幸せいっぱいの時間を過ごすはずでしたが……。

ハネムーン前日の裏切り

荷造りをしていると、妻のスマートフォンに男性からメッセージが届きました。画面に表示された名前は、B田。妻から元カレだと聞いたことのある人物です。そこには「もう下に着いた。早く来いよ」とあります。胸騒ぎがして尋ねると、妻は気まずそうに目をそらしたあと、開き直ったように言いました。

 

「最近、B田から連絡がきたの。やっぱり私のことが忘れられないって」
「どういうこと?」
「あなたはやさしいし、安心できる人だと思って結婚した。でも、B田といるほうがドキドキするの」

 

妻は結婚後も、B田への未練を断ち切れずにいたようでした。マンションの下にはB田の車が停まっています。B田は僕を見るなり、「悪いな。嫁は俺を選ぶってさ」と笑いました。

 

「明日からの旅行はどうするんだよ」
「キャンセルして。お金のことは、あとで話すから」

 

妻はそのひと言を残し、B田の車で去っていきました。翌日、僕は新婚旅行をキャンセル。直前だったため費用もかかり、心が折れていました。

 

電車で出会った親子

数日後、自宅にひとりでいるのがつらくなり、僕は実家へ向かうことに。両親に何と言えばいいかわからないまま、ぼんやりと電車に揺られていたときです。

 

ベビーカーに座っていた赤ちゃんが激しく泣き出しました。母親である女性は何度もあやしていましたが、泣き止みません。周囲の視線に、女性は申し訳なさそうに頭を下げています。

 

「大丈夫ですか?」

 

僕が声をかけて赤ちゃんに笑いかけると、赤ちゃんは少しずつ泣き止み、最後にはにこっと笑ってくれました。誰かの役に立てたことで、心が少しだけ救われた気がしました。

 

その後、事情を知った両親から「しばらくうちに泊まりなさい」との言葉が。僕は両親に甘えて、しばらくの間、実家で過ごすことにしました。

 

実家近くでまさかの再会

後日のことです。実家の最寄り駅付近で、段差にベビーカーが引っかかって困っている女性を見かけました。声をかけた瞬間、女性が驚いたように僕を見ます。

 

「もしかして、この前の電車で……?」

 

あの日の親子でした。女性はA子さんと名乗り、僕の実家のすぐ近くに住んでいることが判明。

 

「この前も今日もありがとうございました。よかったら今度、お茶にでも行きませんか?」

 

赤ちゃんが僕を見て笑ってくれたこともあり、僕たちは連絡先を交換することになりました。

 

数日後、僕たちはカフェでお茶をしながら、A子さんは離婚を機に子どもを連れて実家へ戻ってきたことを、僕は新婚旅行の前日に妻が元カレのもとへ行ってしまったことを話しました。

 

「そんなことがあったんですね。実は私も夫の浮気が原因で……。ひとりで抱え込まないでくださいね」

 

A子さんのやさしい言葉に、僕は涙が出そうになりました。それから僕たちは友人として近況を報告し合うように。A子さん親子と過ごす時間は、傷ついた僕の支えになっていきました。

 

妻との決別。そして…

久しぶりに自宅へ戻ると、妻の荷物はほとんどなく、妻側の欄だけ記入された離婚届が置かれていました。妻に電話をすると、彼女は悪びれる様子もなく「あんたのところも書いて、役所に出しておいてよ」と告げたのです。

 

その言葉を聞いた瞬間、離婚への迷いが消えました。そして、僕たちは旅行のキャンセル費用や今後の手続きについて話し合い、離婚届を提出したのです。

 

正式に離婚したあと、僕はA子さん親子との時間を重ね、しばらくして交際を始めました。そんなある日、元妻から電話がかかってきました。

 

「やっぱり、あなたのほうがよかった。もう一度やり直せない?」

 

聞けば、B田は元妻と結婚するほど本気ではなかったらしく、関係はうまくいかなかったそうです。僕は「離婚届は提出したし、よりを戻す気はないよ。もう連絡しないで」ときっぱり告げました。

 

その後、僕とA子さんは少しずつ関係を深めていき、やがて結婚。

 

新婚旅行の前日に妻に裏切られ、当時の僕は「これが人生のどん底か」と落ち込んでいました。けれど、今では心から信頼できる人と巡り会うことができました。これから、穏やかで幸せな家庭を築いていきたいと思います。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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