さらに時は流れ、みちるは子どもたちに見守られながら生涯を全うしました。みちるは生前、わが子に向けた手紙をしたためており、そこに書かれていたのは衝撃の告白——。
勝手に離婚届を提出され、夜逃げを強いられた当時、まだ幼かった3人の子どもを連れて“人生を終わらせる”ことを考えた過去がつづられ、その選択を思いとどまらせたのは、無邪気にはしゃぐ子どもたちの笑顔だったのです。
3人の子を育て上げた母が残した、最期のメッセージとは…?














※離婚届を配偶者の同意なく作成・提出する行為は、有印私文書偽造罪や偽造私文書等行使罪などに問われる可能性があります。前もって「不受理申出」の手続きをおこなうことで、本人の意思に基づかない離婚届が受理されることを防ぐことができます。
「あなたたちの心が怒りや憎しみにとらわれることなく、自由であることを母は願っています」——。
亡き母、みちるが生前にしたためた手紙には、子どもたちへの想いがいっぱいに込められていたのでした。
みちるは何よりも第一に、子どもたちのことを考えていたのでしょう。手紙に書かれていたのは「これからの人生で困難に直面したとき、母さんも乗り越えることができた、と少しでも思い出してもらえたら、それで十分です」という、愛するわが子の今後を照らすようなメッセージ。
そして、みちるがあらゆる困難を乗り越えられたのも、子どもたちを守り、子どもたちの将来を守り抜くためだったのではないでしょうか?
子どもは手放しでは育たず、付きっきりの世話が必要な時期もあります。衣食住にしても社会を生き抜くための術にしても、親は子どもに与え、教える存在です。しかし、実は与えるばかりじゃない。子どもという愛すべき存在はそれだけで、親に生きる力を与えてくれる存在なのかもしれませんね。
岡田ももえ