「財布がない…!」夫のひと言で大パニック
私たちの新婚旅行先はハワイでした。ずっと憧れていた旅行だったこともあり、出発前から夫婦でガイドブックを眺めながら「ここにも行こう」「これも食べたいね」と話し合うほど楽しみにしていました。
到着初日も、ショッピングモールで買い物をしたり、街を散策したりと楽しい時間を過ごしていました。ところがホテルへ戻ろうとしたそのとき、夫が突然青ざめた表情で言いました。
「財布がない……」
財布の中には現金やクレジットカードだけでなく、身分証明書も入っています。その言葉を聞いた瞬間、私も頭の中が真っ白になりました。
必死で探し回った数時間
私たちはすぐにショッピングモールへ引き返し、最後に立ち寄ったお店や休憩したベンチなど、思い当たる場所を一つひとつ探しました。
「もし見つからなかったらどうしよう」――そんな不安ばかりが頭をよぎりました。
私は泣きそうになりながらクレジットカード会社へ連絡し、利用停止の手続きを確認しました。一方、夫は警備員やインフォメーションセンターへ事情を説明し、落とし物が届いていないか確認して回りました。
「初日からこんなことになるなんて……」
楽しいはずだった新婚旅行は、不安でいっぱいになってしまったのです。
思わぬ知らせに夫婦でひと安心
数時間後、半ば諦めかけていたころです。インフォメーションセンターから一本の連絡が入りました。
「財布が届いています」
親切な観光客が拾って届けてくれていたのです。急いで受け取りに向かうと、財布の中身はそのまま。現金もカード類も無事でした。
安堵した私たちは、その場で思わず顔を見合わせ、「本当によかったね」と笑い合いました。旅行初日は大騒ぎになりましたが、その後は気持ちを切り替えてハワイを満喫することができました。
あの日は「せっかくの新婚旅行なのに」と本当に焦りましたが、夫婦で協力しながら一つひとつ対応したことで、無事に乗り越えることができました。この出来事以来、旅行では財布や貴重品を分けて持つようになり、万が一に備えることの大切さも実感しています。
著者:山田由美/30代女性・結婚10年目の主婦です。夫と小学生の子ども2人の4人家族で、休日は家族旅行を楽しんでいます。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
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