夏の移動に悩む中、夫の無神経な一言
5月を過ぎて気温が一気に上がり、ベビーカーでの移動がつらくなってきたある日のことです。いつもなら徒歩圏内にある育児支援センターまで歩いて行くのですが、この日は気温が30度まで上昇。
双子の重さだけで28kg以上となるベビーカーを押して歩くのは危険だと判断し、私は車を使って5分ほどの支援センターへ向かいました。子どもたちは汗だくになることもなく楽しく過ごせ、私自身もホッとして帰宅しました。
しかし、一息つく間もなく、私は子どもの手洗いや着替え、後片づけにとバタバタ。そんな私の横で、在宅勤務中の夫が突然「車じゃなくて歩いていけないの? 短距離だとガソリン代がもったいないから、あんまり車使わないでほしいんだけど」と冷たく言い放ったのです。
思わず怒りをぶつけた私に夫は…
「暑い中お疲れさま」の一言もなく文句を言われたことに、私は一気に疲れと怒りがこみ上げ、「じゃあ私たち熱中症になって倒れろってことね」と、つい嫌みを言ってしまいました。1人で子ども2人を連れて外出する苦労や、帰宅しても休めない現実を知らない夫に、「専業主婦なのだから無駄遣いするな」と言われた気がして、悔しさでいっぱいだったのです。
夫は「いや、そこまでは言ってないけど……。歩いていける距離なのに、どうして車使うのかなって思っただけ」と、少し言い訳を交えながら反発してきたものの、すぐに黙り込んでしまいました。
その後、夫が夕方の仕事を終えてリビングに戻ってきたとき、少し気まずそうな表情をして「さっきは言い方が悪かった、ごめん。暑い中いつもありがとうね」と小さな声で謝罪してくれました。それに対して私も「こちらこそ、感情的になってごめんね。でも本当に大変なんだよ」と素直に返答。
それ以来、夫は「暑いのにありがとう」と気遣う言葉をかけてくれるようになり、私も「今日は暑いから車で行くね」と一言伝えるようになりました。この出来事は、私たち夫婦の会話やお互いへの気づかいの大切さを、改めて見つめ直すきっかけとなりました。
著者:野中 まゆ/30代女性。2022年生まれの男女双子の母。13年保育士として勤務。出産を機に退職し、現在は保育士経験や自身の子育て体験をもとに、在宅で執筆業務をおこなっている。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)
※AI生成画像を使用しています