幸せな1日の始まり。受付を済ませたその時…
その日は、大学時代の大切な友人の結婚式でした。 久しぶりにドレスアップし、「本当におめでとう!」という祝福の気持ちを胸に、グループの友人たちと式場へ向かいました。
受付に到着し、それぞれご祝儀袋を渡して芳名帳に名前を記入します。無事に受付を済ませ、ほっと一息つきながらロビーへ移動しようとしたその時、一緒に受付をした友人・B美が小声で私に話しかけてきました。
「ねえ……いくら入れた?(小声)」
あまり大声で話す内容でもないので、私も少し声を潜めて答えます。
「ん? 3万円だけど。もっと入れたの?」
すると、B美から返ってきたのは、全く予想外の言葉でした。
悪びれる様子もない友人の「まさかの言い訳」
「ううん!私、先月海外旅行しちゃったから1万円!目立っちゃうかな〜。でも2って割り切れる数字はダメでしょ?」
悪びれる様子もなく、むしろ「偶数は縁起が悪いから1万円にした」とドヤ顔で語るB美。 私は一瞬、頭が真っ白になりました。
「そ、そうだね……(大人で1万円ってアリなのだろうか……)」
引きつった笑顔でそう返すのが精一杯でした。
確かに「2万円」は割り切れる数字として結婚式では避けられる傾向にありますが、最近では「ペア(夫婦)」という意味で2万円を包むケースも増えています。
それ以前に、30代を過ぎた大人の社会人が、自分の海外旅行を理由に相場を大きく下回る「1万円」を包むという感覚に、強烈な違和感を覚えてしまったのです……。

お祝いの気持ちと、大人のマナーの狭間で
結婚式の「ご祝儀3万円」はあくまで目安ですし、お祝いの気持ちが一番大切であることは百も承知です。それぞれの経済事情があるのも分かります。
しかし、新郎新婦側はゲストのために、豪華な料理や引き出物を用意してくれています。一般的にゲスト1人あたりにかかる式場での費用を考えれば、1万円では大赤字になってしまう可能性が高いはずです。
自分の贅沢(海外旅行)は優先するのに、大切な友人の一生に一度の晴れ舞台への出費をここまで削るなんて……。せめて「どうしても厳しくて」と申し訳なさそうにしているならまだしも、マナーを盾にして正当化しているようなB美の態度に、なんとも言えないモヤモヤが残りました。
お金の価値観やマナーの基準は人それぞれ。ですが、大切な人のお祝い事に対する姿勢にこそ、その人の本性が出るのかもしれない……そう痛感した出来事でした。
※AI生成画像を使用しています。 ※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。