彼女の夫は常識的な方なので、迷惑行為を報告すると注意してくれるのですが、数日おとなしくなるだけで長続きしません。ほかのママ友たちも、強引にお茶会を開かされて高いケーキ代を払わされるなど、被害に遭っていました。
そんな彼女ですが、隣町へ引っ越すことに。幼稚園はそのままですが、家が離れれば被害も減るだろうとホッとしていました。
わが家の庭に停まっている見知らぬ車
ある日、私が仕事から帰ると、庭の駐車スペースに見知らぬ車が停まっていました。家には母しかおらず、「お客さんかと思ったけど誰も来ない」と困惑しています。しばらくして父が帰宅しましたが、車が停められず、仕方なく近くのコインパーキングへ行く羽目に。
警察に相談しようかと話していると、外から話し声がしました。慌てて庭へ出ると、なんとあのママ友だったのです。さわやかにあいさつをして車に乗り込もうとする彼女に、無断駐車は非常識だと注意しました。すると彼女は「じゃあ、私はどこに車を停めればいいの?」と、あきれた返答をしてきたのです。
聞けば、引っ越したものの行きつけの美容室がこの近所とのこと。「お店の駐車場かコインパーキングを使って」と伝えると、「お小遣いが減るのもったいないから無理」と拒否されました。
それ以降、私たちが車を出して駐車スペースが空いている日中を狙い、彼女は無断駐車を繰り返すようになりました。ゴミをポイ捨てしていくこともあり、さすがに我慢の限界を迎えました。
迷惑ママ友の旦那さんからの提案
無断駐車が重なり、丸一日車を放置された日に、私は彼女の夫に連絡しました。彼は謝罪の言葉を繰り返してくれましたが、遠方に出張中で動けないとのこと。実は彼女、夫が不在なのをいいことに子どもを実家に預け、近くのホテルでリフレッシュ中でした。ホテルの駐車場代をケチってわが家に停めていたのです。
後日、車を取りに来た彼女を捕まえて抗議しましたが、「別にいいじゃん〜! ケチケチしないでよ」と悪びれる様子はありません。
実は私たち家族は、実家の老朽化に伴い、以前から計画していた二世帯住宅への住み替えが迫っていました。あと数日でこの家を引き払い、解体工事が始まる予定だったのです。
その事情をママ友の夫に伝えると、彼からある提案がありました。「スペアキーで私が妻の車を引き揚げます。妻には内緒にして、少し痛い目を見せましょう」と言うのです。
私はその提案に同意し、ママ友には「ここに放置した車は、3日後の◯月◯日より撤去いたします」と連絡をいれましたが、彼女は適当な返事をして私のお願いを無視しました。
身勝手なママ友の結末
3日後、私たちは新居への引っ越し作業を終え、ご近所へのあいさつ回りをしていました。旧居の敷地には、解体工事のためのバリケードが張られ、「立ち入り禁止」の看板が立てられています。
そこへ、あのママ友がやってきました。すでに敷地には入れず、停めてあったはずの自分の車もありません。ぼうぜんと立ち尽くす彼女は私に気づき、「私の車をどこにやったの!?」と詰め寄ってきました。
私が「撤去されたんじゃない? そうすると伝えたよね?」と言うと、彼女は「勝手に車を持っていくなんて最低!」と怒り心頭。そんな彼女に私は、彼女の夫から預かっていた伝言を伝えました。
「旦那さん、本気で離婚を考えているそうですよ」
衝撃の事実を聞き、彼女は慌てて電話をかけ始めました。しかし彼女の夫は、子どものためにそれまでは我慢してきたようですが、度重なる浪費と私への非常識な行動を知り、ついに限界を迎えたのでしょう。
彼女は、車は夫が引き揚げたということを知らされたと同時に、電話口で離婚を告げられたようでした。
その後、噂で彼女が離婚したと聞きました。親権は夫が持ち、彼女は実家に戻ったものの、肩身の狭い思いをしているそうのだとか。一方、私たちは新居でのびのびと暮らしています。無断駐車に悩まされることもなくなり、平穏な日常を取り戻すことができました。
◇ ◇ ◇
他人の敷地への無断駐車やゴミのポイ捨てなど、自己中心的な振る舞いを続けたママ友。最終的には家族からも見放される結果となりました。親しき中にも礼儀ありと言いますが、周りへの配慮を忘れてはいけませんね。無断駐車などの被害に遭ったら、直接のやり取りは避け、速やかに警察や管理会社へ相談して法的な対応をとるよう心掛けたいですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。