わが家の駐車スペースに無断駐車するご近所さん
ある日、家の前の駐車スペースに見知らぬ車が停まっていることに気づきました。最初は、近所の方の来客が間違えて停めたのかと思いましたが、その後も何度か同じようなことが続きました。
わが家はまだ車を所有しておらず、引っ越し後、落ち着いてから購入予定でした。それでも自分たちの敷地を知らない人に当然のように使われていることに、短時間とはいえだんだんモヤモヤするように。「空いているからといって勝手に停めるなんて、少し厚かましい人なのでは」と、相手に対してよくない印象を持つようになっていました。
とはいえ、引っ越してきたばかりでご近所付き合いも気になります。強く言って関係が悪くなったらどうしようと思うと、なかなか声をかけられませんでした。
そんなある日、家の前にその車が停まるのを見かけました。運転していたのは、近所に住む女性でした。私は迷いましたが、このまま我慢し続けるのも違うと思い、思い切ってその方に声をかけることにしました。
「すみません、ここはうちの駐車スペースなんです。車を停められると迷惑なんですが……」
すると相手は、声をかけた直後は突然だったからか怪訝な顔をしましたが、私の話を聞いて驚いた様子。「えっ、ここってお宅のスペースだったんですか? すみません」とすぐに謝ってくれました。
話を聞くと、相手はわが家の駐車スペースを私有地だと気づいていなかったようでした。わが家は道路との境目にフェンスや門がなく、家の前のコンクリート部分が道路からひと続きに見える造りです。さらに、家が建つ前はそのあたりに近所の人が一時的に車を停めることもあったようで、相手は「空いている時間なら短時間だけ停めてもいい場所」だと思い込んでいたようです。
私はずっと、相手がわかっていて勝手に停めているのだと思い込んでいました。けれど実際は悪意があったわけではないとわかり、拍子抜けすると同時に、勝手に悪く考えていたことを少し反省しました。
その後、無断で車を停められることはなくなりました。最初は言い出しづらくて悩みましたが、曖昧にしたまま我慢していると、相手への不信感ばかりが大きくなってしまうのだと感じました。ご近所だからこそ、感情的になる前に、早めに落ち着いて伝えることが大切なのだと学んだ出来事でした。
著者:花田亜弥/30代女性/小学生の女の子2人を育てる母。趣味はシール集めとドラマ鑑賞
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)