わが子が生後1カ月ごろは、毎日家で授乳をして、おむつを替えて、寝かしつけて……と、昼夜問わずのお世話でヘロヘロだった私。やっと少しずつ外に出られるようになってもいつ泣くかわからず、外に出るのが怖くて引きこもりがちでした。
しかし、「このままではストレスが溜まって、子育てが楽しめなくなってしまう」と思い、気持ちを切り替え、わが子と一緒に出かけられる場所を探しました! 今回は、私が赤ちゃんを連れて行ってよかったと思えた場所と、私が感じたメリットを紹介します。
地域の乳児健康相談に参加してみた!
私が住む地域では、生後2カ月から1歳まで、毎月1回、乳児健康相談を無料で受けることができます。生後2カ月のとき、一度参加してみようと思いましたが、赤ちゃんを連れて新しい場所に行くことが不安で断念しました。それではいけないと思い直し、生後3カ月のときに改めて参加することに。時間内であればいつでも行っていいとのことだったので、わが子にはミルクをしっかり飲ませて、ご機嫌なときを見計らって出発しました。
乳児健康相談には、思ったよりもたくさんのママさんと赤ちゃんがいて、気軽に声をかけてくれました。何より保健師さんに直接相談できるのが心強く、その後の乳児健康相談が楽しみになりました。その後、赤ちゃんへの本の読み聞かせ会や、歯磨き指導、離乳食講座などに参加。子育ての不安を相談できたり、ママ友もできたりと、行ってよかったイベントでした。
ベビーマッサージ体験に行ってみた!
近くの美容院のカフェスペースで、ベビーマッサージが体験できることを知りました。生後4カ月の子ども連れて行くのは不安でしたが、「何ごとも挑戦!」と参加したのです。
ベビーマッサージは初めての体験でしたが、マッサージ中も泣かずに機嫌よく過ごしていたわが子。ゆっくりわが子と向き合ってマッサージをすることは初めてだったので、ベビーマッサージを通して触れ合うことができ、とてもいい時間でした。
この体験会では、マッサージ後にランチもついていて、年齢が近いママさんたちと食事をとりながら話せる時間も設けられていました。先輩ママから子育てのアドバイスをもらうなどとても有意義な時間を過ごすことができました。
オープンスペースや児童館に行ってみた!
私が住む地域の保育園では、1歳までの子どもと親を対象にした交流広場を開催しています。私が初めて参加したのは、わが子が生後6カ月のときです。同じ月齢の子どもをもつママさんもたくさんいて、不安なことを相談し合ったり、体験談を話し合ったり、保育士さんに相談したりすることもできました。わが子も興味津々でいろいろなところに遊びに行くなど、親子そろって楽しい時間を過ごせるので、今でも時折行っています。
地域の児童館では家にはないおもちゃもたくさん用意してあって、行くたびにわが子は大興奮。帰るときには泣いて、なかなか帰ろうとしてくれないほどです。少し上の年齢の子もいるので刺激もあり、広い場所で遊ぶことができるので、まだ歩けない子も室内なら気にせず思いっきり遊ばせることができます。家遊びだけでは体力があり余っていたわが子も、人と触れ合い、いろいろなおもちゃで遊び、刺激を受けて夜はぐっすり寝てくれました。おかげで私自身とても助かっています。
わが子はいろいろなところに行くことで、いわゆる場所見知りや人見知りがなく育ち、初めての人に会っても笑いかけたり抱きついたりと、人懐っこい子になりました。子どもが小さい時期のお出かけは何かと心配ですが、家にいるだけでは親子共にストレスが溜まります。気分転換もかねて勇気を出して外出してみると、いろいろな人に出会え、勉強になることもたくさんありました!
著者:矢野えみ
1歳男児の母。妊娠を機に、5年間続けていた介護職を退職。出産後、ハンドメイド作品販売をしながら、子育てと仕事の両立を目指してライターに転身。自身の体験をもとに子育ての体験談を執筆中。