エスカレートする義姉の要求
最初は「体調不良」が理由でしたが、次第に「リフレッシュしたい」「どうしても外せない用事がある」といった理由で、週に何度も甥っ子たちを預けにくるようになりました。
少しでも義姉の負担が減ればと協力していましたが、私の仕事にも支障が出るほどの頻度になり、さすがに困り果てていました。
「明日は大事な打ち合わせがあるから難しいです」と断っても、「じゃあ、どうやってストレスを発散すればいいの? 私が倒れてもいいの?」と泣き落とされたり、強気な態度に出られたりするのです。
見かねた私が「実家の母に手伝いに来てもらいましょうか?」と提案しても、義姉は「お義母さんには気を使うから絶対に言わないで」と頑なに拒否。そんな義姉の態度に、私は違和感を抱き始めていました。
マンションのロビーでの騒動
そんなある日、実家から母が遊びに来て、私は朝から母と一緒に外出していました。前々から義姉には「この日は一日中不在にする」と伝えていたはずでした。
しかし昼前、私の住むマンションの管理人さんで、個人的にも交流のある方から電話がかかってきました。「エントランスのロビーで、甥っ子さんたちがお待ちですが……」と言うのです。
驚いて事情を聞くと、義姉が甥っ子たちを連れてきて「すぐに妹が降りてくるから少しだけ見ていて」と管理人さんに言い残し、そのまま足早に立ち去ってしまったとのこと。
管理人さんが安全な管理室で保護してくれていると聞き、安堵しましたが、一歩間違えれば大きなトラブルになりかねない身勝手な行動に、私はあぜんとしました。
義姉に連絡しようと、バッグからスマホを取り出すと、「子どもたちロビーにいるから預かって! 家にいないって、どうせ断るための嘘でしょ? よろしく!」とメッセージが入っていました。
私はすぐに義姉に連絡しましたが電話には出ず、数時間後、義姉からとんでもないメッセージが届きました。
「あんたのせいで子どもが行方不明になったじゃない! 警察に通報してやるから!」
どうやら、用事を済ませて迎えに来た義姉が、私の家にもロビーにも子どもたちがいないことに気づいてパニックになっている様子。
そのメッセージを見た母は激怒。私のスマホを取り上げ、「通報されてんのはアンタだよ! いい加減にしなさい!」とメッセージを打ち、義姉からの返信を待たずに電話をかけ、一喝しました。
明らかになった義姉の嘘とその後
母からの思いがけない電話に、義姉はひどく動揺していたそうです。私と母は、管理人さんから連絡を受けてすぐ、出先から急いで私の家へと戻り、甥っ子たちを無事に引き取っていました。そして実家で甥っ子たちを預かっていたのです。
母は、通報されたのは義姉だと言いましたが、実際には通報はされていません。しかし、私とすぐに連絡が取れなければ、管理人さんは通報していたことでしょう。
その後、事態を重く見た母が兄に連絡。出張先から急遽戻ってきた兄が義姉を問い詰めると、信じられない事実が発覚しました。義姉が私に子どもを預けていた理由の多くは、育児の息抜きではなく、不倫相手と会うためだったのです。
「ワンオペ育児がつらくて逃げたかった」と泣いて弁明したそうですが、周囲に嘘をつき、あわや子どもを危険にさらしかねない行動をとってまで不倫をしていた事実は、到底許されるものではありません。
話し合いの結果、兄は離婚を決意。義姉は「子どもと離れたくない」と泣いて抵抗したものの、これまでの無責任な行動が決定打となり、親権は兄が持つことになりました。
現在、兄は実家の近くに引っ越し、両親のサポートを受けながら育児を頑張っています。甥っ子たちも新しい生活に少しずつ慣れ、以前より落ち着いて過ごしているように見えます。一方、義姉は養育費と慰謝料の支払いを続けながら、ひとり苦しい生活しているそうです。
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育児の負担を減らすために、周囲のサポートに頼ること自体は決して悪いことではありません。しかし、嘘をついてまで周りの善意を利用し、子どもの安全を軽視するような行動は許されるものではありません。家族からSOSを受けたときは、表面的な言葉だけで判断せず、無理のない範囲でサポートしながら、本当に必要な助けは何かを周囲と連携して慎重に考えていきたいですね。
子どもを放置して出かける行為は、場合によってはネグレクト(育児放棄)と判断される可能性もあります。また、児童虐待を受けたと思われる子どもを発見した人には、速やかに児童相談所や市区町村へ通告する義務があります。確証がなく、『虐待かもしれない』と感じた段階でも、児童相談所虐待対応ダイヤル「189(いちはやく)」では、匿名で相談することができます。
子育ては、ひとりで抱え込むものではありません。自治体の相談窓口や子育て支援サービス、病児保育などを活用し、保護者の負担を軽減しながら、子どもの安全を守っていきたいですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※一部にAI生成画像を使用しています