同居を強要する義母の思惑
義母は私が仕事を続けていることを快く思っておらず、「つわりがひどいのも仕事のせいだ」と小言を繰り返していました。そのうえ、初孫ということで何かと口を出してきたり、アポなしで訪問してきたりと、私はすっかり参っていました。
私たちが当時住んでいたのは、都内の眺めのいい高層賃貸マンションでした。見栄っ張りな義母はそのマンションをいたく気に入っていたようで、私が出産を間近に控えたある日、「家事や育児を手伝ってあげるから同居しましょう」と言い出したのです。
義実家は義父母と義弟の3人暮らしですが、義弟は定職に就いていません。これから初めて育児が始まるという私に、義父母と義弟を受け入れる余裕はありませんでした。
また、私たち夫婦は親世帯との同居は考えていなかったため、夫から断ってもらいましたが、義母は「長男は親の面倒を見るものだ」と一歩も引き下がりませんでした。
出産直前、義母からの突然の連絡
いよいよ陣痛が始まり、夫の付き添いで病院に入院した日のことです。陣痛に耐えていると、夫に義母からメッセージが届きました。
私は、夫からスマホの画面を見せてもらい、目を疑いました。なんと義母は、私たちが住んでいたマンションの下にすでに引っ越し業者のトラックと一緒に待機しており、「今すぐ鍵を開けに来なさい」と要求してきたのです。
状況が差し迫っていたのか、義母は「あなたたちのタワマンに家族で住むことにしたの」「もう荷物も持ってきたから♡」と、強引に押し切ろうとしました。
さらに、「出産が終わったら、嫁は実家にでも帰らせてちょうだい」と言い放った義母。家事や育児を手伝うという建前は、もはや完全に消え去っていました。あまりの身勝手さにあぜんとしましたが、私は夫からスマホを受け取り、代わりに返信しました。
「2週間ならいいですよ♡」
思いがけない返答に義母は驚いたのか、メッセージは止み、「どういう意味よ!?」と電話がかかってきました。
期間限定の理由と義家族のその後
実は私たち、義母の過干渉から逃れるため、出産を機に新しい家へ引っ越しを済ませていたのです。前のマンションは賃貸で、すでに退去手続きを進めていました。鍵の返却や明け渡しまでに残された契約期間はあと2週間だったのです。
「その部屋は、あと2週間で契約終了だ」と夫が事実を伝えると、義母はパニックに陥りました。
夫が「同居の本当の目的は何だ?」と問い詰めると、義母はようやく本当の事情を白状しました。定職に就かない義弟の浪費と、義母の見栄っ張りな性格により借金が膨らみ、義実家を手放すことになったそう。そこで、強引に私たちのマンションに家族全員で転がり込もうと計画していたのでした。
もちろん同居は不可能だと伝え、夫はそのまま電話を切りました。その後、義家族は荷物を搬入できず、引っ越し業者とともに義実家へ引き返したそうです。しかし、義実家もすでに手放す手続きを進めていたため、急いで家賃の安いアパートを借りて引っ越し、義弟もついに仕事を見つけて働き始めたと聞きました。
現在、私は新居で夫と協力しながら楽しく子育てをしています。引っ越し先を教えていないため、義家族が訪ねてくることもなく、平穏な日々を送っています。
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義実家とはできる限り良好な関係、距離感を保ちたいものですが、同居をめぐってトラブルに発展してしまうケースは少なくないのではないでしょうか。いざというときに自分たちの生活や子どもを守れるよう、夫婦間で事前にしっかりと話し合っておくことが大切ですね。夫と連携して早めに物理的な距離を置き、自分たち家族の安心と安全を最優先に行動したいですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※一部にAI生成画像を使用しています