目下の悩みは、子離れできない義母のことです。義母は「かわいい息子を奪われた」と思っているのか、嫁である私を目の敵にし、何かと嫌がらせをしてきます。
どうしても夫のそばで暮らしたい義母は、私たちに無断で設計士さんへ連絡し、新居に自分の部屋を追加するよう依頼したこともありました。それが叶わないとわかると、今度は離れを自分の部屋にしようと画策。何度注意しても理解してもらえず、夫も私もほとほと困り果てていました。
息子を奪われたと思い込む義母
義母は突然わが家にやってきて泊まろうとしたり、冷蔵庫に入れていた野菜を「傷んでいる」と勝手に捨てたりと、本当に傍若無人です。私の料理にも「塩分が多い」「息子の嫌いなメニューばかり」などと、何かにつけて文句を言ってきます。
先日は、庭に咲いていた花をほとんど持ち帰ってしまいました。夫や義父から注意してもらいましたが、あとになって「あなたのせいで叱られた」と、私に嫌味を言ってきました。
夫自身が納得して決めたことまで、自分の都合のいいように解釈して否定する義母。何を言っても聞く耳を持たず、「息子は嫁に脅されている」と思い込んでいるようです。
留守中、胸騒ぎがしてカメラを見ると…
新居への引っ越しも一段落し、先延ばしになっていた新婚旅行の日をようやく迎えました。空港にいると、義母から電話が。旅行先への文句から始まり、最後にはなぜか同居の話まで持ち出され、私はびっくり。「夫に相談します」と伝えると、義母は「大丈夫、大丈夫!」と一方的に電話を切ってしまいました。
そして目的地に到着すると、再び義母から連絡が。
「どう? 新婚旅行は楽しんでいる?」
「ゆっくりしてきなさいね!」
義母の口からそんなやさしい言葉を聞いたことがなかったため、かえって不気味に感じました。なんとなく胸騒ぎがした私は、すぐに自宅のカメラを確認することに。
「お義母さん」
「うちで何してるんですか?」
慌ててメッセージを送りましたが、義母は完全に無視。画面の中の義母はスマホを見る素振りすら見せず、せっせと何かを続けています。
新居の完成に合わせて、玄関には防犯カメラを設置していました。また、引っ越しが落ち着いたらペットを迎える予定だったため、室内にも防犯を兼ねてペット用カメラを設置し、作動させていたのです。そこに映っていたのは、目を疑うような光景でした。
義母は以前わが家を訪れた際、テーブルの上に一時的に置いていた予備の鍵を、私たちに無断で持ち帰っていたようです。私は夫が片づけたものと思い、夫も私がしまったものと思い込んでいたため、鍵がなくなっていることに気づきませんでした。
義母はその鍵を使って家に入り、寝室のクローゼットから私の洋服を次々と取り出し、ゴミ袋に詰めていました。その横には、義母が持ち込んだと思われる洋服や衣装ケースが置かれています。義母の行為は、到底見過ごせるものではありません。私たちは証拠となる映像を保存し、まず義父へ連絡しました。事情を聞いた義父が義母に電話をかけると、途端に慌て始めて……。
身勝手な振る舞いを続けた義母の末路
義母の行動を知った義父は怒りが収まらず、「離婚も辞さない」と厳しく問い詰めたそうです。義母は「私は同居してあなたを助けたかっただけなのに……。このままでは、お父さんに離婚されるかもしれない」と夫に泣きついてきましたが、夫は今回の一件をきっかけに絶縁を決意。「もう会うことはない」と、きっぱり告げました。
「息子には私がいなければダメ」と思い込み、暴走を続けてきた義母。しかし、その行動はどれひとつとして、息子のためにはなっていませんでした。
その後、すぐに玄関の鍵を交換。こうして私たちは、結婚後初めて穏やかな日々を手に入れました。今は肩の力を抜き、夫との静かな暮らしを楽しんでいます。
◇ ◇ ◇
家族だからといって、相手の生活にどこまで踏み込んでもよいわけではありませんよね。心配や愛情があったとしても、本人たちの意思を無視して行動すれば、かえって関係をこじらせてしまいます。親子であっても適切な距離を保ち、お互いの生活や意思を尊重したいですね。