5歳と2歳の娘を育てています。長女とイヤイヤ期の次女の対応に疲れ、現在うつ状態になり病院に通っています。今回は苦しいなか、周りの人たちからかけられて救われた言葉や現在の状態などを紹介したいと思います。
うつ病になってしまった
今年の幼稚園の夏休み期間は、次女に自我が芽生えたため、姉妹の争いと私の取り合いが絶えず毎日大変でした。そんなバタバタでストレスフルな夏休みが終わったころ、私の心と体に異変が。体が重く、何もしたくないしすぐ涙が出るようになったのです。心療内科に行ったらうつ病と診断されました。
病院に通って薬の力を借りつつ、根本の原因と思われる育児の悩みや不安も聞いてもらいたいと思い、地域の子育て相談に行き、夫にも積極的に話をするようにしています。
子育て支援者さんの言葉
私の住んでいる地域では、予約をすれば無料で子育て支援者さんが育児の悩みを聞いてくれます。相談にのってくださった子育て支援者さんは真摯に話を聞いてくださり、いろいろなアドバイスをくれました。
そのなかでも私の心に一番刺さったのは、「完璧なお母さんを持つ子どもは実はつらいんだよ。だって、一生母親の存在を超えることができないんだよ」という言葉です。「だからお惣菜を出したり、だらだらテレビを見たりする姿を見せたって全然いいのよ」という言葉です。
夫の言葉
今回のことに関して夫はとても協力的です。週末は夫ひとりで子ども2人をショッピングセンターに連れて行き、お昼ごはんを食べさせ、遊ばせて帰ってきてくれる日もあります。そんな日はやはりクタクタになってしまうようで、「こりゃずっと一緒にいる○○が精神病むのもわかるよ」と理解を示してくれました。子育ての大変さをわかってもらえ、すごくうれしかったです。
そして私が風邪をひいたときは「早く元気になってくれないと困る」と言っていたのに、今回は「焦らずゆっくり治せばいいよ」「いつも愛情をかけてるのだから、数カ月の間、ほったらかし気味でも問題ないよ」と言ってくれました。
専業主婦なのに家事と子育てがキチンとできない状況が申し訳ないと思っていましたが、このように言ってくれたことで、頑張りすぎないほうが早く治るだろうと思えるようになりました。
今回、私の周りには理解を示し、やさしい言葉をかけてくれる人が多くて本当に救われました。まだ薬は飲み続けていますが、焦燥感や絶望感はもう感じていません。今後も抱え込みそうになったら周りから言われた言葉を思い出し、頑張りすぎずに子育てしていければと思います。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師REIKO
作画/まきこんぶ
著者:山本加奈子
2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。