金曜の夜、楽から「システムトラブルで帰れない」と連絡が入ります。週末婚が始まって以来、楽が帰ってこないのは初めてのことで咲夜は不安でいっぱいに。そんなとき、咲夜は父親から「この家は楽くんにとって居心地が悪いのかもしれない」と言われてしまいます。
それでも頑なに「私たちは大丈夫」だと思い込もうとする咲夜。しかし、楽から「会って話したいことがある」とのメッセージが届き、激しく動揺します。
カフェで落ち合った咲夜と楽。楽が話だした内容に咲夜は頭がついて行けず……。
夫からの衝撃のひと言に妻は…








久しぶりに会った楽から「離婚したい」と告げられ、咲夜は頭が真っ白になってしまいました。
「嫌いになったわけじゃない」
そう話す楽ですが、平日は過酷な仕事、週末は義父のいる家へ通う二重生活に、心はすっかり限界を迎えていました。さらに周囲からの「それって本当に結婚していると言えるのか?」という言葉が、楽の心を完全に折ってしまっていたのです。
「どう頑張ればいいかわからない」
力なくつぶやく楽に、咲夜は涙ながらに反論します。
「待ってよ、私たちの夫婦のカタチ、うまくいっていたじゃない!」
見ないふりをしてきたツケが一気に押し寄せ、咲夜は「2人だけで暮らそう」と必死に提案します。しかし、楽は静かに首を振るだけでした。
「ごめん、咲ちゃん。もう遅いんだ」
楽の決定的な拒絶。つなぎ止める言葉はもう何一つ、彼には届きませんでした。
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嫌いになったわけじゃないのに「離婚」を決意させたところに、心身ともに楽の疲弊が限界に達していることを感じざるを得ません。そして、「離婚」という言葉に直面して初めて2人での暮らしを提案する咲夜の、あまりに遅すぎた覚悟。もちろん、どちらか一方が悪いわけではないけれど、夫婦の温度差に気付いた時点で、お互いに何か対策ができなかったのかと悔やまれてなりません。
たとえ週末婚という変則的なスタイルであっても、大切なのは形ではありません。まずは夫婦としてのあり方を見つめ、お互いが無理をしないルールを決め、何より本音や弱音を言い合える関係性を築くこと。そんな夫婦のコミュニケーションを積み重ねていたら、2人の未来には、離婚とはまったく違う選択肢が見えていたかもしれませんね。
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