留守中に変えられていたキッチン
結婚して3年目、私は夫の実家で義母との同居を始めました。義母は一見穏やかな人でしたが、家事や育児には強いこだわりがあるようでした。私もフルタイムで働きながら、できるだけ義母の考えを尊重しようとしていました。
そんなある日、仕事から帰宅すると、キッチンの様子が変わっていました。私が使いやすいように置いていた調味料や食器が、すべて義母の好みの配置に移されていたのです。
驚いている私に、義母は笑顔で「使いやすくなったでしょ」と言いました。私は、自分の場所に勝手に手を入れられたように感じ、怒りと戸惑いを覚えました。
夫に相談しても伝わらなかった
すぐに夫に相談しましたが、「母さんなりの好意だから」と軽く受け流されてしまいました。その言葉を聞いて、私のつらさは夫には伝わっていないのだと感じました。
義母に悪気がなかったとしても、私にとっては、生活の場を勝手に変えられたのと同じことでした。その後も義母の干渉は続き、家事だけでなく、子どものことにも口を出すようになったのです。
あるときは、私が子どものために用意していた果物を義母が捨て、「甘やかしすぎ」と言って、おにぎりに替えてしまったのです。そこまで口を出されるのかと、さすがに言葉を失いました。
気持ちを伝えて見直した距離感
このまま我慢を続けるのは難しいと思い、私は義母に自分の気持ちを伝えることにしました。感情的にならないよう気をつけながら、勝手に物の場所を変えられることや、子育てに踏み込まれることがつらいと話しました。
すると義母は、「自分のやり方が正しいと思い込んでいた」と謝ってくれました。その後、家族で生活上のルールを決め、義母とは少し距離を保ちながら生活するようになりました。
以前より干渉されることは減り、私も必要以上に義母の顔色をうかがわずにいられるようになりました。義母との関係の難しさは感じつつも、我慢し続けるのではなく、自分の気持ちを伝えることも必要なのだと思いました。
まとめ
今回のことで、相手に悪気がなくても、受け取る側がつらく感じることはあるのだと改めて気付きました。家族だからといって遠慮しすぎるのではなく、自分の気持ちを言葉にすることで、関係が少し変わることもあるのだと思います。これからは、お互いに無理のない距離感を大切にしていきたいです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:田中 智美/40代女性・会社員
イラスト:マキノ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
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