無意識に出てしまった仕事の癖

20代のころ、サービス業で働いていた私は、どんな場面でも笑顔が自然と出るようになっていました。その癖は私にとって特別なことではなく、無意識に明るい表情であいさつしてしまうほど身についていました。
親戚の葬儀に参列した日も、いつもの調子で「ご無沙汰しています」と笑顔でご遺族に声をかけてしまいました。その瞬間、周囲の静かな雰囲気と自分の表情の温度差に気付き、明るい表情でのあいさつが場に合っていなかったとすぐに理解しました。胸がざわつき、気恥ずかしさが一気に込み上げてきました。
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普段の癖が思わず出てしまい恥ずかしい思いをしましたが、場の空気に合わせた立ち振る舞いの大切さを改めて感じることができました。これからは、その場の状況を意識しながら落ち着いて行動できるよう心掛けたいと思います。
著者:橋田実結/40代女性・会社員
イラスト:はせがわじゅん
「多分これで大丈夫」香典袋のつもりが!?

私はこれまで、葬儀に参列する機会がほとんどありませんでした。それは幸せなことでもあるのですが、その分、冠婚葬祭のマナーを知らないまま大人になってしまったことに、どこか不安や恥ずかしさを抱えていました。
そんなある日、突然、近所の方の通夜に参列することに。急いで喪服を買いに行き、香典袋を用意しました。そもそも私自身マナーに自信がなかったうえ、通夜の時間も迫っていたため、深く確認しないまま「多分、これで大丈夫だろう」と思い込んでしまいました。そして、家にあった冠婚葬祭用の袋を香典袋だと思ってお金を入れ、そのまま受付に出してしまったのです。
ところが帰宅後、電話で「香典、祝儀袋だったよ」と指摘され、血の気が引きました。完全に確認不足でした。翌日慌てて正しい香典袋を持参して謝罪しましたが、あのときの恥ずかしさと申し訳なさは今も忘れられません。
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形式やマナーを「多分」で済ませると、大切な場で大きな失礼につながることを身をもって知りました。あの失敗のおかげで、今では香典袋の表書きや水引の色・結び方が弔事用かどうかをきちんと確認するようになりました。思い出すと顔から火が出そうですが、学びのきっかけになった出来事でもあります。
著者:森月ゆか/40代女性・会社員
まさかのハプニングに焦るばかり

祖父の葬儀の日、パンプスの靴底が突然剥がれ、式場に着いてすぐ歩けなくなってしまいました。慌てる私に気付いたスタッフの方が接着剤で応急処置をしてくださったおかげで、どうにかその日は乗り切れました。ただ、式中は「また剥がれるのでは」という不安がずっとつきまとっていました。
それから1年後の法事の朝、私はそのときの出来事をすっかり忘れていて、応急処置だけで済ませていた同じパンプスをそのまま履いて出かけてしまいました。結果は……、式場に着いて間もなく靴底がまた豪快に剥がれてしまいました。
自分でもあきれるほどうっかりとした失敗で、本当に恥ずかしかったです。法事から帰宅した後、二度と同じことを繰り返さないよう、そのパンプスはすぐに処分しました。
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懲りずに同じ失敗を繰り返してしまいましたが、慌ただしいときこそ、準備を怠るとまた同じ問題に直面するという教訓を得ました。出かける前の持ち物や身だしなみの最終確認は、たとえ小さなことでも省略してはいけないと痛感しています。
著者:田中夏美/40代女性・主婦
イラスト:はせがわじゅん
まとめ
葬儀や通夜では、香典袋の選び方や遺族へのあいさつなど、慌てているほど迷いやすい場面があります。今回の体験談からも、普段の癖や確認不足が思わぬ失敗につながることが伝わってきました。いざというときに落ち着いて行動できるよう、基本的なマナーを一度確認しておくと安心できそうです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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