レジ待ちの列で見かけた光景
その女性は、特に混雑する夕方になると、後ろからカートを押しながら近づき、いつの間にか列の前のほうへ入ってしまうのです。
最初は「たまたまかな」と思っていました。けれど、何度も同じような場面を見かけるうちに、だんだん気になるようになりました。
近くにいた人たちも困ったような顔をしていましたが、誰もはっきりとは注意できずにいる様子でした。
疲れていた日の出来事
ある日、仕事帰りでかなり疲れていた私は、長いレジ待ちの列に並んでいました。「早く帰りたいな」と思いながらも、みんな同じように順番を待っているのだからと、自分の番が来るのを待っていました。
すると、例の年配の女性が現れました。そして、私の前にスッと入り込もうとしたのです。
その瞬間、「またか」と思い、胸の中でイライラが一気に膨らみました。けれど、ここで感情的に怒鳴ってしまうのは違うと思いました。
私はできるだけ落ち着いた声で
「皆さん並んで待っているので、最後尾はあちらですよ」と伝えました。
周囲の声に救われて
すると、その女性は最初、「急いでいるから」と不満そうに言いました。
私は少し緊張しましたが、近くにいた年配の男性が「みんな並んでいますからね」と静かに声をかけてくれました。さらに、店員さんも状況に気付き、「最後尾はこちらになります」と案内してくれました。
その女性は気まずそうな様子で、列の最後尾へ移動していきました。
その後、近くにいた人から小さく会釈され、ずっと胸の中にあったモヤモヤが少し晴れたように感じました。
それ以来、私がその女性が同じように列へ入り込む場面を見かけることは少なくなり、スーパーで嫌な気持ちになることも減りました。
まとめ
この出来事を通して、違和感を抱えたまま何も言えずにいると、モヤモヤが積もっていくこともあるのだと感じました。もちろん、言い方を間違えれば相手とのトラブルになることもあると思います。それでも今回は、感情的にならずに伝えられたことで、少し状況が変わったように感じました。ひとりで抱えていた違和感が、周囲の人の声によって軽くなった出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:秋田ぽい/30代女性・会社員
イラスト:おみき
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
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