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「パチンコで負けて…」祝い金欲しさに義母に勝手に妊娠報告した夫「じゃあ…」私の言葉に青ざめたワケ

長男を妊娠したころの話です。結婚2周年の私たち夫婦のもとに小さな命が宿りました。しかし、婦人科系の持病がある私は、妊娠中は何が起こるかわからない状態。安定期に入ってから親に報告しようと決めていたのですが……。

 

うれしかった妊娠の、苦い思い出

結婚2周年を迎えた私たち夫婦。夫婦2人だけの時間を楽しみながらも、心のどこかで新しい家族を待ち望んでいたとき、待望の妊娠が判明しました。しかし、私は婦人科系の病気を患っており、妊娠中に持病用の薬を服用すると胎児に影響があるため、中断しないといけません。服用を中止すれば持病が悪化する恐れもあり、夫と安定期に入るまでは親にも内緒にしようと話し合い、この妊娠が最初で最後の覚悟でした。

 

そんなある日、近所に住む母がわが家へ遊びに来たときのことです。夫は仕事で不在中。私がトイレにから戻ってくると、母が「ねえちょっと! 妊娠してるの? 早く言ってよ!」と満面の笑みで言います。私はまだ誰にも妊娠は伝えていません。母に聞くと、「ここにこれあったから~♡」と大切な書類をまとめている棚を勝手に開けて、母子手帳を見つけていました。母はこの日、私からここ数カ月、連絡がまちまちになっていたことを怪しみ、探るために家に来ていたのです。「持病のこともあるし、まだ安定期前だから誰にも言わないでね」と私は釘を刺しました。

 

 

ところが翌日、父から、さらに義母からも妊娠を喜ぶ連絡がきたのです。私がすぐに母に電話すると「初孫でうれしくて。周りのお友だちはみんな孫がいて、幸せそうだったから我慢できなかったのよ……。いいことなんだから、知らせたっていいでしょ!」と言います。義母にまで知らせたことを責めると「あら、向こうのお母さんには連絡してないわよ」と言うのです。

 

困惑している私に、隣から「ごめん、俺が言った」と焦った小さな声が聞こえてきました。「どういうこと?」と夫のほうを向くと、「妊娠中に賭け事すると当たるっていうから、毎日会社帰りにパチンコ行ってたんだけど、全部負けちゃったんだ。こづかいも足りなくなりそうだし、母さんに言ったら、妊娠のお祝い金早くもらえないかなと思って」と信じられないことを言うのです。


普段はたまにこづかいの範囲で遊ぶ程度だったのに、あろうことかお祝い金をアテにして約束を破るなんて……。

 

 

自分のことしか考えていない2人に心底落胆した私。「この人たちとは、この先一緒に幸せな家庭を築ける未来なんて1ミリも描けない」と感じました。そしてスマホをスピーカーモードにして、母と夫、両方に向かって「2人とも、自分たちがどれだけ能天気なこと言ってるかわかってる?」と低い声で言いました。「私がなんのために命がけで薬を止めてるか知ってるよね? 私の命のリスクや赤ちゃんの心配よりも、お友だちへのマウントやギャンブルの軍資金のほうが大事なことがよーくわかった」と話します。

 

2人は「そんなつもりじゃ……」と口をそろえて言いますが、その後完全に絶句。私は夫に「今すぐ財布と通帳、カード類をすべてここに置きなさい。今後、この家のお金は1円単位まで私が管理する。おこづかいは渡すけど、あなたが今回パチンコで使い込んだ分の金額を全額回収するまで、毎月差し引きます。またパチンコに使われたくないから、最低限の生活費しか渡さないからね。嫌なら、今すぐ離婚届をもらってくるからサインして」と突きつけました。母には「娘の命をマウントに使うお母さんとは、縁を切ります」と言い放ちました。

 

 

その後、「本当に考えが浅はかでした」「心を入れ替えます」と深々と謝罪してきた2人。しばらく許す気持ちにはなれませんでしたが、ひとりで子どもを育てることへの不安もあり、一旦絶縁や離婚は保留に。無事に出産し、こちらを心から気づかってくれる様子の2人を見て、少しずつ怒りの気持ちは薄れていきました。

 

今でも、あのときの不安とショックが完全に消えたわけではありません。あの瞬間は、怒りと絶望のあまり「離婚」や「絶縁」という、家族を壊しかねない過激な言葉を感情的にぶつけてしまいました。しかし、なあなあで済ませず、そこまで本気で気持ちをぶつけたからこそ、2人は事の重大さに気づき、心を入れ替えてくれたのだと思います。

 

身内であっても、自分を大切に思ってくれないと感じたときは我慢せずしっかり伝えること、時には容赦なく突き放す覚悟も、本当の家族としての再出発には必要なのかもしれないと痛感した出来事です。
 

 

著者:木村凛 /30代・ライター。4歳と1歳の兄妹を育てる転勤族ママ。繊細な長男と、怖いもの知らずな娘の対応に追われる毎日。早く子どもを寝かせて、自分磨きの時間も大事にしている。

 

作画:ryo

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)

 

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