夫「今日からママと同居な」「新婚旅行も一緒に行く」→当日、“ママ最優先夫”を待ち受けていたのは!?

私は35歳の会社員で、企業で管理職として働いています。
数年前、3歳年上の男性と結婚しました。夫は幼いころに父親が家を出て行き、それ以来ずっと義母と二人暮らしだったそう。
最初は「苦労してきた親子なんだな」と思っていましたし、夫が母親を大切にする姿勢にも好感を持っていました。
しかし結婚後すぐに、その関係が単なる“仲の良い親子”では済まされないことに気づかされたのです……。
結婚式で覚えた違和感
結婚式当日、挙式を終えて控室で披露宴の準備をしていたときのこと――。
突然、義母がお弁当袋を抱えて駆け込んできたのです。
「さっきの式、すごく緊張してたでしょう?」
「緊張すると、この子、私の塩むすびしか食べられないのよ。今日も作って持ってきてよかったわ~」
そう言って夫におにぎりを差し出した義母。
私は最初、「ほほ笑ましい親子だな」と思っていました。しかし次の瞬間、夫が義母に抱きつくようにして、「ママ、ありがとう……」と涙ぐみ始めたのです。
その様子は母親に甘える幼い子どものようで、私は言葉を失いました。
もちろん、親を大切にすること自体は悪いことではありません。しかし、結婚式直後という場面で見た2人の距離感には、どうしても違和感が残りました。
新婚旅行に義母が同行!?
結婚式から数日後、仕事を終えて帰宅すると、リビングに義母が……。驚いている私に、夫はうれしそうにこう言いました。
「今、ママと新婚旅行の計画を立ててたんだ。今回はママも一緒だから」
私は冗談だと思いました。しかし、行き先も宿も、すでに夫と義母の2人で決めてしまっていたとのこと。
私は海外に新婚旅行に行きたかったのに、義母が「私はパスポート持ってないから」「ゆっくりできる温泉旅館がいいわ」と言ったことで国内の老舗旅館へ行くことに。結局、私の希望は一切通りませんでした。
さらに新婚旅行の前日、帰宅した私は玄関に積まれた大量の段ボールを見て凍りつきました。
「今日からママと同居することにしたから」
「旅行から帰ってきてもママとずっと一緒にいられるね!」
夫は悪びれる様子もありません。「これからは私が家事をするから安心してね」と言った義母も満面の笑み。
詳しく話を聞くと、義母はすでに実家を売却したらしく、同居するほかないとのこと。もちろん、私は一切聞かされていませんでした。
私はこのとき初めて、「この人は妻である私よりも母親を優先する人なんだ」とはっきり理解したのです。
新婚旅行で向かった先には……
そして、新婚旅行当日――。
新幹線では、夫と義母は当然のように隣同士の席に座り、私は少し離れた席に一人で座っていました。まるで私のほうが同行者のようです。
夫と義母はずっと2人きりの世界。しかし、旅館に着いた途端、2人は顔色を失いました。
「やぁ、遅かったね」
私たちに向かって手を挙げてそう言ったのは、私の父。その隣には私の母、そして祖父母もいました。
夫が義母を新婚旅行に同行させるなら、こちらも家族を呼んでも問題ないだろう――そう考え、私は事前に家族にも同じ旅館を予約してもらっていたのです。
しかし夫は「そんな話聞いてない!」と怒り出しました。義母も不機嫌そうに黙り込み、結局2人は「別行動する」と言って、その場を離れてしまったのです。
驚く両親と祖父母に、これまでの経緯を話した私。新婚旅行への義母の同行や、わが家での同居を勝手に決められたこと、そして私の意見を一切聞こうとしない夫の態度。
家族はみんな驚いていましたが、「無理して結婚生活を続ける必要はない」と言ってくれました。そのおかげで、私は離婚に向けて決心を固めることができたのです。
夫が結婚した本当の理由
旅行から戻ったあと、私は一人、実家へ戻りました。旅行中に離婚を決意していた私は、すぐに不動産会社へ相談しました。そして数日後、夫にメッセージで離婚の意思を伝えたのです。
「離婚しましょう。マンションも売却するつもりだから、出て行ってほしい」
私たちが住んでいたマンションは、結婚前に私が購入していた物件でした。すでに不動産業者を通じて、売却の準備も進めていたのです。
すると、夫から慌てた様子で電話がかかってきました。
「いきなりそんなこと言われても困るんだけど!? どういうことだよ! 」
夫はさらに逆上しながら、こんなことを口にしました。
「俺は、ママと安心して暮らせる生活が欲しかったんだよ!」
「お前なら収入もあるし、生活に困らないと思ったのに!」
耳を疑いました。
夫は、私と一緒に人生を歩んでいきたかったわけではなく、“義母との生活を支えてくれる相手”として私を選んでいたのです。あまりにも身勝手な本音に、悲しいというより、完全に気持ちが冷めてしまいました。
非常識な親子と決別した結果
マンションの売却が決まったころ、私は正式に離婚の手続きを進めました。ちょうど仕事で海外赴任の話も出ていたため、新しい環境でやり直すことを決意したのです。
夫は最後まで、「もう一度考え直してほしい、ママも反省してるから」「ママが2人きりで新婚旅行に行ってきていいって言ってるよ?」などと言っていましたが、私の心は変わりませんでした。私の人生や気持ちより、自分たちの生活の都合を優先していた人たちと、これ以上家族でいることはできなかったのです。
◇ ◇ ◇
離婚成立後、私は海外で新生活を始めました。言語や文化に戸惑うことも多いですが、日本に住む両親や祖父母のサポートもあって、毎日楽しく過ごせています。
今では、結婚式のときの違和感を見過ごさず、自分の人生を守る決断をして本当によかったと心から思っています。
つらい経験でしたが、自分のために、これで良かったのだと思っています。これからは、もっと自分を大切にできるような人生を送りたいです。
1つ目のエピソードでは、新婚旅行の行き先も義母との同居も、夫と義母だけで勝手に決められていた女性。そこで女性は、新婚旅行先に自分の家族も招待し、夫婦の時間のはずだった旅行が“親子イベント”になっていた現実を突きつけるのでした。
続く2つ目のエピソードでは、夫婦二人で南の島へ行くはずだった新婚旅行に、夫が義母を連れて行くと言い出します。現地でも夫は義母の機嫌ばかりを取り、女性を通訳や案内係のように扱う始末。さらに、義母を心配して注意した言葉まで悪意と決めつけられ、女性は静かにある決断を下すことに……。
新婚旅行に義母同伴!?「親孝行だから」私より義母と出かける夫→怒った妻が帰国すると夫が大ピンチ!

新婚旅行は、南の島でゆっくり過ごす予定でした。私は子どものころに海外生活の経験があり、多少の旅慣れはありましたが、夫にとっては初めての海外旅行です。
私は飛行機での過ごし方や、海が見えるレストランでの食事など、夫婦二人で楽しめる計画を立てて、心から楽しみにしていました。
夫もスーツケースを新調するなど、出発前からうきうきしているように見えました。夫婦二人きりの思い出ができるとばかり思っていたのです。
しかし、夫が突然「母さんも連れて行く」と言い出しました。新婚旅行になぜ義母が同伴するのかと驚き、私が難色を示すと、夫は不機嫌になりました。
女手一つで育ててくれた親を大切にするのは当然だと主張し、同行を断るなら旅行にも行かない、とまで言われたのです。
結局、部屋を別にすることと、一緒に過ごすのは数日だけにすることで同意。旅行の手続きや変更もすべて私がおこないました。
親孝行を否定するつもりはありませんでしたが、新婚旅行に同行するという考えは受け入れ難いものでした。
積み重なる疲労と不満
現地に到着してからも、夫は義母の機嫌ばかりを取り、私をまるで通訳や案内係のように扱いました。義母が疲れたと言えば、予定を変更してホテルに帰って部屋で休ませ、私には炎天下で人気のランチをテイクアウトするために行列に並ばせる始末。
夫に不満を漏らしても、海外に不慣れな義母を優先するのは当然だと取り合ってくれません。
せっかくのきれいな景色も海辺のレストランの食事も、「母さんも一緒だったらなぁ」と言われるため、なんだかモヤモヤとした不満が溜まっていきました。
夫がこんなにマザコンだとは、結婚前は思ってもみませんでした。
許せない暴言
決定的な出来事は、翌朝に起こりました。義母が現地の水道水でうがいをしているのを知り、注意を促したことが発端です。
海外の水道水は、地域によっては口にすると体調を崩すこともあるため、気をつけてほしかっただけなのですが……。夫は私の注意に対し「母さんを馬鹿にしている」と受け取り、私を理不尽に責め立ててきたのです。
私が反論すると、夫は「もういい、お前の顔を見たら飯が不味くなる。今日は母さんと二人で行動するから」と言って、出かけていってしまいました。
その日はマリンスポーツを予約していたのに……。新婚旅行の主役は私たちではなく、ただの親子旅行なのだと思い知らされたのです。
一人での決断と帰国
一人で海に行く気にもなれず、私は荷物をまとめました。夫たちがどこかへ行っている隙に、飛行機のチケットを取り直し、そのまま帰国する手続きを進めたのです。
しかし私が飛行機に乗って帰路についたとき、夫から焦った様子で連絡が入りました。「母さんが体調悪いみたい」「病院に行きたいから通訳よろしく」という内容でした。
私が注意した水道水が原因なのか、それともその日何か怪しいものを口にしたのか……。いずれにしても、食べ物や飲み物にあたったのでしょう。
冷酷な現実
私が「帰国してるよ」と事実を伝えると、夫は激しく取り乱し、救急車の呼び方も病院の探し方もわからないと声を荒らげます。
そう言われても、私はもう引き返すことはできません。これまでの夫の言動を思えば、自業自得だという気持ちもありました。とはいえ、体調を崩している義母を放っておくわけにもいきません。私は現地の病院の連絡先を調べ、症状を伝えるための簡単な英語も夫に送りました。
後日聞いた話によると、英語でのコミュニケーションが困難な夫と義母は、自力で病院を受診するまでに大変な苦労をしたそうです。症状を伝えることにも手間取り、その上、予定通りの帰国ができず、延泊費用や高額な治療費など、余分な出費が発生したのだとか。
穏やかな日常へ
私は彼らの帰国を待って離婚を申し出ました。夫は「新婚旅行で少し揉めただけだろう」「そこまで大げさにすることじゃない」と受け止めていない様子。
しかし私にとっては、旅行中の出来事だけが原因ではありません。新婚旅行という夫婦にとって大切な時間でさえ、私の気持ちは後回しにされ、義母の世話役のように扱われたこと。そのうえ、心配して注意した言葉まで悪意として受け取られ、ひどい言葉を投げつけられたことが、どうしても忘れられませんでした。
「この先も、何かあるたびに私よりお義母さんを優先するんだろうな」そう思った瞬間、夫婦としてやっていく未来が見えなくなったのです。
話し合いを重ねて無事に離婚が成立しました。今では自分の両親と穏やかな旅行を楽しみ、平和な生活を取り戻しています。
◇ ◇ ◇
異国の地で十分な助けを得られず右往左往した末、自業自得の結末を迎えることになったのでした。
「親孝行」という言葉は聞こえが良いですが、親から精神的に自立できていない夫は、それを言い訳にして最も大切にすべきパートナーを犠牲にしてしまうことがあります。
せっかく縁あって新しい家族になったのだからこそ、何よりもまず目の前のパートナーを大切にし、互いを思いやりながら本当の意味での夫婦の絆を築いていきたいものですね。
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
いかがでしたか?
今回は、新婚旅行を夫と義母の“親子イベント”に変えられてしまった女性たちが、母親最優先の夫に見切りをつけるエピソードをご紹介しました。
新婚旅行は、本来なら夫婦二人で新しい思い出を作る大切な時間です。それにもかかわらず、行き先や過ごし方まで義母の希望が優先されたり、妻が通訳や案内係のように扱われたりすれば、「自分は何のためにここにいるのだろう」と感じてしまうのも無理はありません。
親を大切にすることと、結婚後も母親を最優先にして妻を後回しにすることは別の話です。夫婦として歩んでいく以上、親孝行を理由に相手の気持ちを置き去りにせず、まずは目の前のパートナーと向き合うことが大切ですね。