

友だちと比べて焦る毎日
中学生のころ、私にはひとつ不安に思っていることがありました。クラスのほとんどの友だちはすでに生理が始まっていたのに、私にはなかなか初潮がこなかったのです。
友だち同士が生理の話をしているのを聞くたびに、「どうして私だけ遅いんだろう……」と焦るようになりました。
頭では「人それぞれ違う」とわかっていても、自分だけ取り残されているような気持ちになり、不安ばかりが大きくなっていったのです。
勇気を出して母に相談すると…
そんなある日、私は思い切って母に相談しました。
「まだ生理がこないんだけど……」
心配されたり、深刻な表情をされたりするのではないかと思っていた私。しかし、母は穏やかに笑いながらこう言ったのです。
「お母さんも遅かったから、たぶんあんたも遅いんだと思うよ」
母は意外なほどあっさり答え、私は思わず拍子抜けしてしまいました。さらに母は続けて、「今は気にしすぎなくて大丈夫。でも心配なことがあったら、いつでも相談してね」と声をかけてくれたのです。
その言葉を聞いた瞬間、それまで張りつめていた気持ちがスッと軽くなりました。
まとめ
その後、私にも無事に初潮が訪れました。今振り返ると、当時の私が一番欲しかったのは「大丈夫だよ」という安心できる言葉だったのだと思います。
母は必要以上に心配することも、不安をあおることもなく、私の気持ちに寄り添ってくれました。その冷静で温かい対応が、思春期だった私には何より心強く感じられました。
初潮が遅かったことは当時の私にとって大きな悩みでしたが、それ以上に印象に残っているのは、勇気を出して相談したときの母の対応です。
あのとき母が落ち着いて話を聞き、安心できる言葉をかけてくれたおかげで、不安な気持ちは少しずつ和らいでいきました。思春期の私をやさしく受け止めてくれた母には、今でも感謝しています。
著者:みどりここな/30代女性・趣味はトレーニング、語学学習、映画鑑賞。留学経験を生かし、元グランドスタッフとして航空業務の現場でさまざまな経験を積む。文章を書くことが好きで、日常やライフスタイル、学びの体験をもとに記事を執筆している。
作画:まっふ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)
※日本産婦人科医会によると、初潮を迎えるのは10歳から14歳ころとされています。満15歳になっても初潮が認められない場合は、婦人科の受診をすすめています。
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