つきまとい被害を受けていたゆうきを助けたことをきっかけに、圭太は凪に隠れて彼女との連絡を続けるようになりました。家では変わらず家事や育児を担い、凪と娘の萌にやさしく接する一方、ゆうきとのやり取りに心を弾ませていきます。
互いの暮らしを知るうちに距離は縮まり、圭太は日常に新たな彩りが加わったように感じていました。
ある日、ゆうきから「機会があれば飲みたいですね」と言われ、恋人がいるのかと尋ねられた圭太は、隣で凪が眠るなか「彼女なんていませんよ」と返信します。
ゆうきへの思いを手放したくない一心からか、圭太は既婚者であることを隠し、平然とうそを重ねるようになっていました。
そんな圭太のもとに、ゆうきから2人で飲もうという誘いが届き、顔がゆるんでしまいます。ちょうどそのとき、玄関のドアを開けて圭太の様子を見た凪は――!?
どこか腑に落ちない夫の言動
ゆうきから、「土曜日の夜、一緒に飲みませんか?」と誘われた圭太。彼女への関心が強くなっていたこともあり、胸を高鳴らせながら「大丈夫です! 楽しみ」と返信します。会いたいという気持ちは、いつしか抑えにくいものになっていたようです。
そこへ突然、凪が玄関から姿を現しました。慌ててスマホをしまう圭太に、凪は「何?誰とやりとりしてたの?」と問いかけます。圭太は動揺を隠しながら、会社の同僚から仕事の相談を受けていたと説明しました。
宅配便を取りに行こうとしていたと聞いた圭太は「そんなの俺に言えばいいのに。取りに行ってくるよ」と言ってその場を離れました。焦ったものの、うまくごまかせたことにひとまず安堵する圭太。
一方、凪の胸には小さな引っかかりが残っていました。今までは少しモヤモヤしたような違和感だったのが、はっきりとした違和感に変わっていたのです。
◇ ◇ ◇
嘘でいくらごまかしても、言葉でどんなに取りつくろっても、態度や表情はなかなかごまかせないものなのかもしれません。近しい相手のふとした変化に、私たちは驚くほど敏感なもの。だからこそ、後ろめたさを抱えずにいられるよう、大切な人にはまっすぐ誠実でありたいと、あらためて思わされますね。
おーちゃん