耳を疑った義実家のお風呂ルール
夫の実家には、食事の前に必ずお風呂に入るという習慣があります。しかもそれは義両親だけでなく、義姉家族や私たち家族も同じように守らなければならないルールでした。
人数が多く集まる日は、15時ごろから入浴が始まります。全員がお風呂に入り終わり、掃除まで終わらないと食事は始まりません。遅いときは19時を過ぎることもありました。
天気やその日の食事内容に関係なく、食べる前には必ずお風呂に入ります。焼き肉のようににおいが気になるお店に行く日でも、それは変わりませんでした。そして帰宅後は、歯磨きだけをしてそのまま布団に入ります。
義実家で食事をする日だけなら、まだ受け入れられたかもしれません。ですが、外食のときまでこのルールが適用されるのは、正直、負担でした。
夕食の時間がどうしても遅くなるため、子どもたちが待ちきれずぐずってしまうこともよくありました。かといって先に食べさせると、今度は嫌味を言われてしまいます。
家庭ごとに大切にしている習慣があることは理解しています。ただ、幼い子どもたちの食事までその習慣に合わせなければならないことには、疑問を感じていました。私の実家では、子どもがおなかを空かせたら先に食べさせるのが当たり前でした。だからこそ、子どもよりも家のルールを優先する義実家の考え方に、戸惑いを隠せなかったのです。
育った環境が違う人たちと過ごす難しさを、あらためて実感しました。義実家の習慣を尊重したい気持ちはありますが、子どもたちの生活リズムまで無理に合わせる必要はないとも感じています。これからは、わが家の事情や考えも伝えながら、お互いに無理のない付き合い方を探していきたいと思います。
著者:長田翔子/30代女性/5歳の娘、9歳の息子の母。建設業のパートとして扶養内勤務。中国ドラマにはまっています
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)