アポなしで訪れては「女の子で残念」と嘆く義母








友人Aさんは36歳の主婦。夫と生後2カ月の娘と3人暮らしです。妊娠が判明する前までは、義母と折り合いも良く、Aさんは「このまま適度な距離で仲良く過ごしていけたら」と思っていましたが、娘が生まれてから義母がアポなし訪問するようになり、困っていました。
義実家は徒歩15分ほどの場所。Aさんは育休中ゆえ、突然の訪問を断る術もありません。しかも、悩みはそれだけではなかったのです。
まだ娘が生まれて間もないというのに、義母は
「次は絶対に男の子を産んでちょうだいね」
と言ってくるのです。義実家に継ぐ家業があるわけではありません。しかし、義母は男の子に固執しており、
「女の子で残念」「初めての孫は男の子がよかった」
とAさん宅を訪ねるたびに嘆きます。
Aさんは夫に注意するよう頼みますが「まあ、言わせておけばいいんだよ」と取り合ってくれません。
「息子の子どもなのに嫁に似て…」と無神経発言
ある日、インターホンが鳴り、画面を見ると義母の姿。「またアポなしか……」と嘆息しつつ、Aさんがドアを開けると、義母の後ろには知らない穏やかそうな女性が立っています。義母は「ここに来る途中で近所のお友だちのBさんに会ってね、孫ちゃんの姿を見てもらおうと思って連れてきたの! いいでしょ?」と言い、強引に家に入ってしまいました。
Bさんは小声で「突然ごめんなさいね、どうしてもって言われて断れなくて。赤ちゃんのお顔見たらすぐに帰るわね」と申し訳なさそうに話します。義母は寝ていた娘を抱き上げ、Bさんに「どう? 孫ちゃん、かわいいでしょう?」と自慢げに話します。
Aさんは「いつもは男の子のほうが良いなんて言ってるくせに……」と思いましたが、グッとこらえました。
Bさんは「本当ね。Aさん似かしら? とってもかわいい」とほほ笑みます。すると、上機嫌だった義母は真顔に戻り、
「息子の子どもなのにAさんに似てしまったの。だから次は絶対に男の子を産んでもらうのよ」
と言い放ちました。
張り合うため?とんでもない理由に大叱責!
義母の発言にAさんがあぜんとしていると、さっきまで穏やかだったBさんの表情が一変。義母に「あなた、何を訳のわからないことを言ってるの?」と険しい顔で迫ります。続けて「たしかに息子さんの子どもだけど、Aさんの子どもでもあるのよ。それに子どもの性別は関係ないでしょ?」と、とがめてくれたのです。
義母は一瞬ひるんだものの、「だって、男の子の孫のほうがかわいいってCさんも言っていたし……」と返します。Cさんとは、近くに住む知人で、お金持ちで何かとマウントを取ってくることで有名でした。
義母は「男の子の孫がいたら、自分もCさんと同じ立場になれるじゃない」と信じられないことを口走るのです。
するとBさんが顔を紅潮させ「CさんはCさんよ! そんなことで対等になれるわけないじゃない! それに、こんなにかわいい孫を張り合うための道具みたいに考えて、孫にもAさんにも失礼よ」と義母を叱責。そして「私がAさんなら、あなたを孫に会わせたくないわ!」と吐き捨てたのです。
Bさんの言葉に、義母はハッとした表情に。「私ったら……。そうね、Aさん、ごめんなさい」と小さな声で言い、バツが悪そうにうつむいていたそうです。
まとめ
その日以来、義母がAさんに「男の子の孫」を望むような発言をすることはなく、アポなし訪問もパッタリなくなったといいます。毅然とした態度で義母を注意し、これまでの言動を見直すきっかけをくれたBさんは、Aさんにとって、穏やかな環境で娘と過ごす時間を与えてくれた救世主だったのです。
義実家との適度な距離感を保つのはなかなか難しいものですが、思わぬひと言をきっかけに、関係が変わることもあるのだと感じました。何より、お互いを尊重し思いやる心が一番肝心だ、と思わされた出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:松下侑可/30代女性。娘と息子の育児に日々追われている。そろそろ本気で産後ダイエットを始めたいと思いつつ、食後の甘いものが辞められない。
マンガ:おーちゃん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
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