おなかの張りは突然やってきた
長女を妊娠しても、私は仕事を続けていました。経過も順調だったのですが、とあるイベントで1日動き回ったあと、急におなかに張りが……。おなかの中で風船がふくらむような、たまに張りを感じていたときとはまったく違う感覚がしました。
これはまずいかもしれないと感じ、病院に連絡をして受診。そのまま緊急入院になりました。陣痛のような張りがあったようで、張り止めの点滴でおさまらなければ、早産になる危険があったとのことでした。
油断と動きすぎは禁物!
妊娠中にどれだけ動いても張らない人もいれば、少し動いただけでも張ってしまう人など個人差はあるようですが、私は後者のようで長期入院となりました。
個人差はあれど、切迫早産は誰もがなる可能性があるということ、おなかの張りは赤ちゃんに負担がかかっているということを知っていれば、無理をしないで済むかもしれない、「自分は大丈夫」という油断と頑張りすぎは妊婦さんには禁物だと感じました。
安定期とは「ママが赤ちゃんを守ることのできる時期」
入院の際、「安定期とは何をしても大丈夫な時期ではなく、ママが赤ちゃんを守ることのできる時期」と主治医に言われました。
妊娠初期に流産などが起こることもありますが、妊娠5カ月以降はママが気を付けることで、赤ちゃんを守れるということが少し増えるのだそうです。普段の生活で、ほんの少し気をつければ妊娠10カ月まで赤ちゃんをおなかの中で守ることができるのなら、それに越したことはないと感じました。
仕事はもちろん大切です。でも、赤ちゃんの命もとても大切です。バランスよく過ごすためにも、油断をせず無理をせず、少し気を付けながら妊娠生活を過ごしたいですね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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イラスト/マメ美
監修/助産師REIKO
著者:山本かやの
二児の母。ウエディング業界から飲食業に転身後、妊娠を機に退職。現在は専業主婦。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味はガーデニングと家庭菜園。