中学生たちの勇気ある行動
夕方、子どもたちと馴染みのある公園で過ごしていたときのことです。遊具や砂場で自由に遊びながら、広場で鬼ごっこやかくれんぼをしていました。公園には、ベンチに座っている80代ほどの男性と小学生たちがいる程度で、人はそれほど多くありません。
そんな中、突然、中学生の女の子2人が顔面蒼白で駆け寄ってきて「助けてください!」と声をかけてきたのです。何ごとかと理由を尋ねると、近くでおばあさんが倒れてしまい、どうしたらいいかわからず困っているとのことでした。
急いで現場に向かうと、そこには80代ほどの女性が倒れていました。声をかけてみたものの反応が弱かったため、私はすぐに119番通報で救急車を呼びました。
通りかかる人の中には素通りしてしまう人もいる中、中学生たちはその場にとどまり、必死に助けようとしています。
硬いコンクリートの地面の上に横たわる女性に対し、「苦しくないですか?」「どこか痛むところはありますか?」と、自分たちにできる精いっぱいの気遣いを見せる姿からは強い責任感が伝わってきました。
約40分後に救急車が到着し、救急隊へ無事に引き継いでその場を離れました。子どもたちは間近で見る救急車に興奮した様子を見せつつも、周囲の緊迫した雰囲気を察してうれしさをグッと抑え、倒れているおばあさんのことを心配そうに見つめていました。
突然の出来事に戸惑いながらも、困っている人を見かけた際に行動を起こすことの大切さを実感し、中学生たちの勇気ある行動に深く心を打たれた出来事です。私も子どもたちには、困ったときには周囲の人に声をかけて助けを呼ぶことを教えていきたいと思います。
著者:野中 まゆ/30代女性。2022年生まれの男女双子の母。13年保育士として勤務。出産を機に退職し、現在は保育士経験や自身の子育て体験をもとに、在宅で執筆業務をおこなっている。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
※AI生成画像を使用しています