レジ前に漂った緊張感
近所のスーパーで買い物をしていたときのことです。レジに並んでいると、前にいた女性が女性店員に「袋詰めが遅いんだけど!」と強い口調で言い始めました。
女性店員は新人のようで、手が震えているのが見えました。「そんな言い方をしなくてもいいのに」と、心の中でもやもやしていました。
突然向けられた同意の言葉
女性はさらに声を荒らげ、後ろに並んでいた私に「あなたも遅いと思うでしょ?」と同意を求めてきました。突然話を振られて驚きましたが、「いえ、丁寧にしてくださっているだけだと思いますよ」と、思い切ってはっきり伝えました。
女性は一瞬言葉を失い、周囲の人たちもこちらに視線を向けていました。
静まり返ったレジと小さなひと言
そのとき、女性店員が小さな声で「ありがとうございます」と言ってくれました。そのひと言で胸のつかえがすっと軽くなりました。
その後、女性は何も言わずにその場を去り、レジ前の空気は一気に落ち着きました。自分でも驚くほど気持ちが晴れやかになりました。
まとめ
この出来事を通して、理不尽に感じる場面でも、状況をしっかり見て自分の言葉で伝えることの大切さを実感しました。誰かを気づかうひと言が、張り詰めた空気をやわらげることもあるのだと感じています。これからも、困っている人を見かけたときには、自分にできる範囲で言葉をかけられたらと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:高橋美紀/50代女性・会社員
イラスト:藤まる
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
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