親としての思い込み
息子が学生のころ、私は「親のほうが人生経験が長いのだから正しいはずだ」という思い込みから、進路や生活態度についてあれこれ口を出していました。本人の話を最後まで聞く前に「それは甘い」「もっと現実を見なさい」と言ってしまうことも多く、気付けば上から目線で自分の考えを押しつけていたのです。
突き刺さったひと言
ある日、就職活動で悩んでいる息子に、いつものように自分なりに助言をしたところ、息子は少し黙った後、「相談しているのに、否定されると話す気がなくなる」と言いました。そのひと言は、これまで気にも留めていなかった自分の言動を振り返るきっかけになりました。しばらく、何も言えませんでした。
初めての気付き
そのとき初めて、自分では助言のつもりだった言葉が、息子にとっては否定や押しつけのように受け取られていたのだと気付きました。「正しさ」を伝えることばかりに意識が向き、息子の気持ちに寄り添えていなかったのだと思います。
まとめ
この経験を通して、息子の話を最後まで聞き、まず受け止めることの大切さを実感しました。正しいことを伝えたいという思いが強すぎると、相手には否定されたように届いてしまうこともあるのだと思います。今では、すぐに答えを出そうとする前に、息子の気持ちを聞く時間を大切にしています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:山﨑紅香/50代女性・会社員
イラスト:藤まる
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
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