若かった私にはわからなかった義母の思い

京都に住む義父母は、孫に会える日を心待ちにしていました。ある年、義実家に帰省すると、玄関に私たち3人分のサンダルがきれいに並べられているのを目にしました。
私たち夫婦は共働きで、帰省できるのはお盆と年末の年に2度だけでした。ほんの数日間のために新しくサンダルを用意してくれていたのですが、当時の私はその気持ちを十分には理解できませんでした。特に孫のものはすぐにサイズが変わり、使い捨てのようになってしまうため、もったいないと感じていたのです。
あれから時がたち、私も今では70代。気付けば自分も、子どもや孫に対して同じようなことをしていました。年を重ねて、ようやくあのときの義父母の気持ちがわかるようになったのです。
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若いころは十分に受け止めきれなかった義父母のやさしさ。自分も子どもや孫を迎える立場となり、今ではその気持ちが痛いほどわかります。「わざわざ用意すること」に込められた思いやりは、きっと時を経て伝わっていくものなのだと実感しています。
著者:中山ひろ/70代女性・パート
イラスト:サトウユカ
義実家の女性たちの不思議な共通点

結婚後、夫の実家に集まったとき、親戚で誕生日の話題になりました。すると義母や夫のきょうだいの妻など、女性陣の誕生月は6月か8月に集中していたのです。義母は全員の誕生日を覚えていて、「珍しいよね、こんなにかぶるなんて」と笑っていました。
その後、私が出産した娘も偶然8月生まれ。さらに親戚に女の子が生まれると、やはり6月か8月生まれが多く、そのたびに「またかぶったね」と笑い話になりました。
誕生月が重なることに特別な意味はないのかもしれませんが、自然と会話が生まれるきっかけになり、家族の中で不思議な縁を感じています。
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6月か8月生まれの女性が続くという偶然の重なりは、家族の話題になりました。ちょっとした共通点でも笑い合えることで、家族のつながりがより温かく感じられます。
著者:西えりな/30代女性・会社員
イラスト:アゲちゃん
毎晩飲み屋に通う義父。家族が知った驚きの真実

義父は義母に先立たれ、今は1人暮らしをしています。そんな義父が毎晩飲み屋へ出かけていることを知りました。お酒が苦手なはずなのに、なぜ毎晩のように飲み屋へ足を運ぶのか不思議でした。きっとひとり身の寂しさを紛らわせるためだろうと、家族の誰もが思っていました。
ところが、義父が飲み屋に通っていた理由は、そこで出会ったママに恋をしていたからだとわかりました。お酒が苦手なはずなのに毎日のように通い続けていた背景には、義父の恋心が隠されていたのです。私は驚きつつも、どこかほほ笑ましく思いました。
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初めはどこか人恋しさを感じて飲み屋に通い始めたのかもしれません。そんな中で出会ったママに恋心を抱き、毎晩会うことが義父の楽しみになっていたのではないでしょうか。その話を聞いたときは意外に思いましたが、義父に楽しみができたことはよかったと思い、私もどこかほほ笑ましい気持ちになりました。
著者:山﨑チヨ/40代女性・会社役員
イラスト:ほや助
まとめ
義実家のエピソードというと、すれ違いや戸惑いに注目が集まりがちですが、何げないやりとりの中に温かな思いやりが見えることもあります。何げない行動に込められたやさしさに気付いたとき、義家族や親戚との距離が少し近く感じられることもあるのかもしれません。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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