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「病院には来ないで」出産直後の妻が夫を拒絶。DNA鑑定の結果を知った夫の決断

メーカーを経営し、最近になって海外展開を始めた私は、現地での商談や取引先との調整に追われていました。妻の出産予定日までには帰国するつもりでしたが、予想より早く陣痛が始まり、私の出張中に第1子が誕生。急いで仕事を引き継ぎ、最も早く帰国できる便に乗ったものの、妻から告げられたのは「病院には来ないで」という思いも寄らない言葉でした。

 

予定を前倒しして帰国した私

海外で仕事をしていた私のもとに、妻から出産のために入院したことを知らせるメッセージが届いたのは、帰国予定日の数日前でした。出産予定日まではまだ時間があったため、私も妻も、間に合うだろうと考えていたのです。しかし、予定より早く陣痛が始まり、私が駆け付けられないまま赤ちゃんが誕生しました。

 

私は現地の仕事をスタッフに引き継ぎ、予定を前倒しして帰国。空港に着くと、すぐに妻へ連絡しました。

 

「出産、本当にお疲れさま。間に合わなくてごめん。明日の朝、病院へ行くよ」

 

ところが、妻から返ってきたのは、思いも寄らない言葉でした。

 

「来ないで」

 

理由を尋ねても、妻は「今は会いたくない」「とにかく病院には来ないで」と繰り返すばかりです。

 

出産直後で心身ともに疲れているのだろうかと思い、無理に面会することは控えました。それでも、出張中のビデオ通話では普段と変わらない様子だっただけに、私は妻の急な態度の変化が気になって仕方ありませんでした。

 

義母が知っていた拒絶の理由

妻の心身に何か異変が起きているのではないかと心配になり、私は義母へ電話をかけました。すると義母も、妻から病院へ来ないように言われているとのこと。ただし、義母は、妻が私たちを拒んでいる理由を知っているようでした。

 

「実は、出産後に娘から電話があったの。泣きながら、『赤ちゃんは夫の子ではないかもしれない』って……」

 

私は一瞬、義母が何を言っているのか理解できませんでした。

 

義母によると、妻は妊娠した時期を振り返り、以前から私の子ではない可能性に気付いていたそうです。しかし、怖くて私に打ち明けられないまま、出産の日を迎えてしまったとのことでした。

 

私はすぐに妻へ連絡し、「お義母さんから少し事情を聞いた。まず何があったのかを聞きたい」と伝えました。しばらくして、妻から「病院で話したい」と返事がありました。

 

 

新婚旅行中の裏切りを告白した妻

病室で向き合うと、妻は顔を伏せたまま、泣きながら謝りました。

 

「本当にごめんなさい。赤ちゃんは、あなたの子ではないかもしれない」

 

妻の話によると、私たちが新婚旅行でハワイを訪れた際、半日ほど別行動をした時間がありました。妻はそのとき現地で知り合った男性と意気投合し、性的な関係を持ってしまったというのです。

 

新婚旅行の時期は、妊娠したと考えられる時期と重なっていました。妻は妊娠がわかった後、そのことに気付いたものの、私の子であってほしいという思いから、何も言わずに過ごしていたそうです。

 

しかし、出産して赤ちゃんを目の前にすると、それまで押し込めていた罪悪感に耐えられなくなり、私や義母に会うのが怖くなったといいます。

 

「たった一度だけだったの。本当に後悔している」

 

そう訴える妻に、私は静かに答えました。

 

「問題は回数じゃない。僕に隠したまま、僕の子として迎えさせようとしたことも受け入れられない」

 

私は、妻と赤ちゃんを迎え、家族として暮らしていくつもりでいました。だからこそ、不貞行為だけでなく、重大な事実を隠し続けていたことに深く傷ついたのです。

 

私はすぐに結論を出すことができませんでした。妻に裏切られたことが許せず、怒りと悲しみでいっぱいでした。

 

「今は何も決められない。少し時間をもらって、今後のことを考えたい」

 

私は妻にそれだけ伝え、感情的な言い争いを避けるため、その日は病室を後にしました。

 

事実と向き合い、夫婦関係を清算

その後、私は妻と改めて話し合いました。今後、夫婦として関係を続けるのか、赤ちゃんとどのように向き合うのかを考えるためにも、まずは父子関係を曖昧なままにせず、事実を確認する必要があると思ったのです。

 

妻も「本当のことを明らかにしたい」と応じたため、双方の同意のもとでDNA鑑定を受けることにしました。その結果、私が赤ちゃんの生物学上の父親ではないことが確認されました。

 

妻の話では、生物学上の父親かもしれない男性とは、新婚旅行後に連絡を取っておらず、現在の連絡先もわからないとのことでした。そのため、男性に事情を伝えられる状況でもありませんでした。

 

それでも、生まれたばかりの赤ちゃんには何の責任もありません。この子に父親がいないままになるのなら、たとえ血のつながりがなくても、自分が父親として育てていく道もあるのではないかと考えました。

 

しかし、何度考えても、妻への不信感を拭い去ることはできませんでした。不貞そのものだけでなく、赤ちゃんが私の子ではない可能性に気付きながら、その事実を隠したまま出産を迎えたことが、どうしても受け入れられなかったのです。

 

子どもに責任がないことはわかっています。それでも、妻を信じられないまま夫婦関係を続け、その気持ちを抱えたまま父親として生きていくことは、赤ちゃんにとっても良いことではないと思いました。

 

悩んだ末、私は妻との関係を修復することは難しいと判断し、離婚を決意しました。その考えを妻に伝えると、妻はしばらく黙った後、「わかった」と答えました。

 

離婚条件だけでなく、赤ちゃんとの法的な親子関係についても整理するため、弁護士へ相談することにしました。法律上、婚姻中に生まれた子は夫の子と推定されます。そのため、DNA鑑定によって血のつながりがないとわかっても、それだけで私と赤ちゃんとの法律上の父子関係がなくなるわけではないと、弁護士から説明を受けました。

 

その後、弁護士の助言を受けながら家庭裁判所で必要な手続きを進め、赤ちゃんとの法律上の父子関係を解消しました。妻とも離婚条件について話し合い、協議離婚が成立しました。

 

離婚後、義母は娘の行動に強く失望していましたが、「子どもには何の責任もない」と話し、妻が生活を立て直すまで育児を手伝っているそうです。

 

事実を確認し、必要な手続きを重ねて関係に区切りをつけたことは、その後の人生を歩き出すために必要な決断だったと思っています。

 

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子どもには何の責任もないからこそ、主人公はすぐに結論を出さず、自分が父親として育てる道についても真剣に考えました。それでも、重大な事実を隠していた妻への不信感を抱えたまま家族でいることは、誰にとっても誠実ではないと判断したのでしょう。感情だけで動かず、事実を確認して必要な手続きを進めた主人公の決断からは、関係を清算する際にも冷静さを失わないことの大切さが伝わってきます。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

※AI生成画像を使用しています

 

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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