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「うそ…破けて漏れちゃった!?」避妊に失敗し、アフターピルを服用することになった私の体験談

夫とは学生のころからの付き合いで、1度だけ避妊に失敗してしまったことがありました。そのころお互いに学生だった私たちは妊娠してしまわないか怖くてたまらず、アフターピルを飲むことにしました。緊張しながら向かった病院での処方手順や、アフターピルを飲んだ結果を紹介します。

きちんと避妊具をつけていたのに

私たち夫婦は同じ大学の同級生で、大学時代からの付き合いになります。お互い卒業後の進路もしっかり目標があり、学生生活も満喫したかったので、性交のときにはきちんと避妊具をつけていました。

 

しかし1度だけ、つけた避妊具が破けてしまったようで中身が漏れ出してしまったことがありました。そのころ私は基礎体温を測ったり生理日をカウントしたりはしていなかったので、排卵日も予測がつかず、すぐに妊娠の心配が襲ってきたのです。

 

妊娠の不安がよぎり…

目の前が真っ暗で心臓が高鳴っていた私に、彼がアフターピルの情報を調べて教えてくれました。そこで、藁にもすがる思いで次の日に病院へ行くことにしました。その当時、生理痛がひどくて大学の養護教諭の紹介で行った産婦人科があったので、その病院を頼ることにしたのです。


妊娠の不安と怖さに押しつぶされそうな思いだった私でしたが、病院へ到着して問診票の記入をしたときに、問診票の内容が予想外の簡単さで肩の荷が降りたことを覚えています。受診の理由の項目に「アフターピル希望」とあり、ただ丸をつけるだけのあっさりしたものだったので、少し気持ちが軽くなったのです。

 

アフターピルの副作用

診察室に入ると、生理痛での受診のときに担当してくれた医師がまた事情を聞いてくれて、少し安心しました。受診結果は妊娠の可能性は定かではなかったのですが、「とりあえずアフターピルを飲みましょう」ということになったのです。そして私はアフターピルの説明を受け、ホッとして帰りました。

 

私が処方されたアフターピルは性交渉後72時間以内に1回と、1回目の服用から12時間後にもう1回服用するのですが、吐き気や頭痛などの副作用も出ることがあると説明を受けていました。私の場合、2回とも服用後しばらくしてから吐き気に襲われぐったり。「なぜ私だけつらい思いをしなければならないの?」と涙が出てきました。それでも、彼が気をつかって労わってくれたので、なんとか乗り切ることができました。

 

 

次の生理までのドキドキの日々

アフターピルを2回に分けて飲んだあとは、とにかく次の生理がくるかどうか様子を見ているしかありません。その期間がとにかく長い! 毎日不安で「まだかまだか」と生理がくるのを待っていたのを覚えています。私の場合、生理の日を記録していなかったので、次の生理がいつになるのかイマイチわからずドキドキ。

 

無事に生理がきたときには、「妊娠していなかったね」と彼と2人でホッとしたのでした。それ以来、避妊具の装着は慎重に確実にするよう気を付けるようになりました。その後は避妊に失敗することもなく、無事に2人とも卒業・就職し、望んだ結婚と妊娠をすることができました。

 

 

もしあのときに妊娠していたとしたら、当時学生だった私たちに子ども育てる自信も経済力もありませんでした。不安はあったけれど、アフターピルの存在を知ってすぐに対処したことで、心配を取り除くことができてよかったです。きちんと性についての知識を持っておくことは大事なのだなと実感しています。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

イラスト/ののぱ

監修/助産師 松田玲子


著者:坂本ひろ子

1児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。

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