妻の無茶ぶりと不可解な行動
「日中は家にいるんだから、あなたが妹の面倒を見てね」
在宅で仕事をすることが多い私に、妻は義妹の食事の用意や通院の付き添いをすべて丸投げしました。私が抗議しても、「困っている家族を助けるのは当然でしょ」と逆ギレされる始末です。
さらに、そのころから妻は「残業」や「休日出勤」を理由に、家を空けることが急増。一方、義妹は同居当初こそ自室からほとんど出てきませんでしたが、通院を続けるうちに少しずつ心を開くようになり、簡単な家事や近所への買い物ができるまでに回復していったのです。
義妹が見つけた妻の裏の顔
そんなある日、義妹が戸惑ったような表情で、私のもとへやってきました。
「お義兄さん、これ……気づいていましたか?」
義妹が見せてきたスマホの画面には、妻のSNSの「裏アカウント」が映っていました。共通の知人がフォローしていたことから、おすすめ欄に表示されたようです。そこには、見知らぬ男性と旅行を楽しむ写真が何枚も投稿されていました。男性の顔は隠されていましたが……調査のプロに依頼すると、妻の不倫が明らかになったのです。
証拠を突きつけて妻を問い詰めると、反省するどころか、信じられない言葉を口にしました。「バレたなら仕方ないわね。あなたが妹の面倒を見てくれれば、その間、私は不倫相手と自由に会えるでしょ?」妻は悪びれる様子もなく、開き直りました。
興奮した妻は、こちらが尋ねてもいないことまで次々と口走り……。私と義妹の距離が縮まれば、周囲に「夫と妹の仲が怪しい」と言いふらし、自分に非がない形で離婚できると考えていたというのです。
義妹の反撃と妻に下った代償
あまりに身勝手な言い分に、私と義妹が呆然としていると、静まり返ったリビングで、義妹が妻に向かってきっぱりと言い放ちました。
「私を助けたかったんじゃなくて、利用したかっただけなんだね」
「お義兄さんを悪者にして、自分だけ幸せになろうとしたんでしょ」
何も言い返さないと思っていた義妹から反論され、妻はぐうの音も出ない様子でした。
その後、私は妻に離婚を突きつけ、慰謝料を請求。妻は不倫相手との再婚を望んでいたようですが、なんと相手も既婚者だったことが判明し、事態は泥沼へと発展しました。共通の知人から聞いた話では、妻は相手の妻からも慰謝料を請求されたうえ、男性は離婚を選ばず、結局あっさりと捨てられたそうです。
私は家を売却し、新たな人生をスタート。義妹も、自分を利用した姉との関係を完全に断ち切りました。その後、支援機関から紹介された住居へ移り、専門家のサポートを受けながら、自立に向けて大きな一歩を踏み出しています。
◇ ◇ ◇
家族が心身の不調を抱えているとき、周囲が支え合うことは大切です。しかし、本人や家族の同意を得ないまま、誰かに世話を押しつけるのはおかしいですよね。
結果的に家族はバラバラになってしまいましたが、夫と義妹がそれぞれ新しい環境で、穏やかな生活を取り戻していけるといいですね。
【取材時期:2026年7月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。