生理前、止められない食欲と体重増加
私は昔から食べることが大好きです。ストレス発散といえば、おいしいものを食べること。普段は体調や体重を見ながら食べる量を調整し、食べ過ぎたと感じた日は運動をしたり、お風呂でゆっくり汗を流したりしてリセットしていました。
ところが、生理前になると、その歯止めが利かなくなってしまうのです。体重が増えるとわかっていても食欲を抑えられず、甘いものやこってりしたものが無性に食べたくなってしまいます。
さらに、食後は強い眠気に襲われ、運動する気力もなく、そのまま眠ってしまうこともしばしば。翌朝、鏡に映る少しむくんだ顔や体重計の数字を見て、「また増えてる……」と落ち込むことを毎月繰り返していました。
食べなくても増える体重にショック
若いころは、「食べる量を減らせば体重も増えないはず」と考え、生理前は食事量を控えめにして過ごしたこともありました。
ところが、思うように体重は減りません。それどころか、むくみや肌荒れが気になったり、体調が優れなかったりと、「我慢しているのに報われない」と感じることばかりでした。
調べてみると、生理前はホルモンバランスの変化によって食欲が増進したり、体内に水分をため込みやすくなったりすることで、一時的に体重が増えることもあると知りました。
そのとき初めて、「太った原因は食べすぎたからだ」と決めつけて自分を責める必要はないのかもしれない、と思えるようになったのです。
生理前は「チートデイ」と考えることに
生理前の食欲と何年も向き合ううちに、ある考えに至りました。
「もう、生理前は人生のチートデイだと思ってしまおう」
そう考えるようになってからは、不思議と気持ちがラクになりました。「食べてしまった」と落ち込むのではなく、「今日はチートデイだから好きなものを楽しもう」と前向きに考えられるようになったのです。
罪悪感が減ったことで、生理中のイライラも以前ほど気にならなくなり、生理が終わってから少しずつ食事や運動を意識すればいい、と気持ちを切り替えられるようになりました。
生理前の食欲や体重増加との付き合い方は、人それぞれ異なると思います。私の場合は、無理に我慢して自分を追い込むよりも、生理前だけは「チートデイ」と考えて気持ちに余裕を持つほうが、心も体もラクに過ごせるようになりました。
今でも生理前になると食欲は増えますが、「今はそういう時期」と受け止めることで、自分を責めることは少なくなりました。以前より気持ちに余裕を持って過ごせるようになったことが、私にとっては何より大きな変化だったと感じています。
著者:今西梨沙/30代女性・2023年、2024年に男児を出産。薬剤師資格保有。専門知識を生かして、健康や美容にかんする記事を執筆している。サッカー観戦と料理が趣味。
イラスト:おみき
監修:助産師 関根直子
筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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