開店初日に現れた女性
彼は長年飲食店で働き、「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を叶えました。私もスタッフとして店を手伝うことになり、開店の日を楽しみにしていたのです。
そして迎えた開店初日。ありがたいことに近所のお客さまや知人が次々と来店し、朝から店内は大忙し。ようやくひと息ついたころ、彼の友人が見知らぬ女性を連れてやって来ました。
その女性はエプロンを持参しており、当然のように「手伝うね~♡」と言って店の中へ。ところが、私の姿を見ると一瞬驚いた表情を浮かべました。
彼が「結婚する予定の彼女だよ」と紹介すると、女性はぎこちなく笑い、その日は手伝うことなく、友人と食事をして帰っていきました。
「知り合いなのかな?」くらいに思っていた私でしたが、結婚後も女性は何度も店へ来るように。そして、夫が席を外すたびに、「私のほうが彼のことを知ってるから」「私ならもっと彼の役に立てるのに」など、私にだけ嫌味を言うようになったのです。
衝撃の事実
我慢できなくなった私は、夫に女性との関係を尋ねました。すると、以前男女の関係にあった女性だと打ち明けられたのです。相手はシングルマザーで、正式に交際していたわけではなかったものの、親しくしていた時期があったと言います。
夫はすでに終わった関係だと思っていたそうですが、きちんと別れを伝えないまま連絡をとらなくなってしまったため、相手はまだ復縁できると思っていたのかもしれません。
さらに驚いたのは、夫の友人が女性の味方をしており、私たちの結婚に反対していたこと。開店初日に女性を連れてきたのも、2人を復縁させようとしていたからだと知り、思わず絶句しました。
その後、夫は女性ときちんと話し合い、今後は店へ来ないでほしいことをはっきり伝えてくれました。
それ以降、女性が店に現れることはありませんでした。
20年以上経った今も、店は順調に続いています。以前は私に冷たかった夫の友人も、今では「いい奥さんをもらったな」と言ってくれるようになりました。
あのとき私たちを別れさせようとしていたことを思うと複雑な気持ちもありますが、夫婦で店を支えてきた姿を認めてもらえたのは素直にうれしく思っています。
曖昧なまま終わらせた恋愛は、後になって思わぬトラブルを招くこともあるのだと実感した出来事です。
著者:山本花子/50代女性・結婚20年以上、会社員と飲食店の女将の二束のわらじで2人の子どもを育てました。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)
※AI生成画像を使用しています
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