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私の育児を否定する先輩ママ「こっちはママ歴10年よ!」助けてくれた別のママの正体に青ざめたワケ

娘が1歳のころ、一緒に行った児童館での出来事です。児童館で出会い仲良くなったママ友が、自分のスタイルを押し付け、私の育児のやり方にあれこれ細かく口を挟んできました。あるとき、ぐずる娘を抱き抱えてあやしていた私を、人前で言葉汚く罵倒。たまらず反論すると……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師関根直子

筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。
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私の育児方法を人前で罵倒され限界に

まだ新米ママだった私にとって、子育てママが多く集まり、いろいろな情報が得られる児童館は、頼りになる場所。足繁く通ううち、同じ月齢の子どもを持つ30代後半のAさんと仲良くなり、いろいろ会話をするようになりました。Aさんは、児童館に連れてきている1歳女の子と、上に5歳、10歳の男の子がおり、子育ての大先輩。いつも先輩ママの立場から、いろいろアドバイスをしてくれるのです。

 

しかし、何度か会ううちに、Aさんの対応が少し変化してきました。最初は先輩ママとしてのアドバイスだったのですが、次第に上から目線で指示し始め、私の育児について細かく意見を言うようになったのです。遊び疲れて眠たくなった娘を寝かしつけるために、抱っこでユラユラしている私を見ると、「まだ抱っこで寝かせてるの? 癖になる。置いて寝かせられるように練習しなさい? うちの子たちはみんな、1歳のときには勝手にベッドに入って1人で寝てたわよ?」「あなたがそうやって甘やかすから、いつまでも手がかかるのよ」と指摘。

 

 

食事スペースでごはんを食べさせていると、「離乳食、その量じゃ少なすぎる。1歳ならもっと多めにあげないと成長しないよ」などと厳しい指導教官のごとく指示してくるのです。「うちの子、あんまりたくさん食べると口から出しちゃうので……」と言うも、「まずいからじゃない?」と嘲笑。私は次第に苛立ちを感じ始めるように。とは言え、Aさんのそんな上からな言葉の中には「なるほど」と思える部分もあり、波風を立てたくない私は特に言い返さず、「そうなんだ」とやり過ごしていました。

 

そして、ある日。児童館でおもちゃがうまく使えないと娘がぐずったため、私はその場で抱っこして対応しました。すると、その様子を見たAさんが突然、周囲にも聞こえる大きな声で「ほら、だから抱っこするなって! ったく甘やかしすぎなんだよ!」と荒々しく吐き捨てたのです。近くにいた数人のママも、Aさんの声にびっくりしてこちらを見ています。私は、罵倒された驚きとともに怒りが込み上げ、思わず「これが私のやり方です。抱っこのどこがいけないんですか!」と言い返しました。Aさんは「いいわけないじゃない。抱っこ癖がつくじゃない」と、またまた高圧的な口調で返します。

 

 

すると、そのときでした。近くのママが「え、そんな一方的に言える話かな?」と私をかばってくれると、別のママたちも「うちの子も抱っこすると落ち着くよ」と次々と援護射撃。そして、いつも穏やかな雰囲気で、1歳半の息子さんを連れた30代後半くらいのママ、Bさんが「あなた、勘違いしてない?」とAさんに向かって切り出しました。

 

「抱っこ癖は悪いことではなく、今の育児では、積極的に抱っこして子どもに安心感や信頼感を与えるのが大切だとされているの。もう少しご自身をアップデートされたら?」とぴしゃりと指摘してくれたのです。毅然とした反論に、プライドを大きく傷つけられたAさんは、顔を真っ赤にして「知ったかぶらないでよ! 私はもう10年も育児してんのよ! ただの一般主婦のくせに、偉そうに専門家ぶった御託並べないでくれる!?」と噛みつきました。

 

 

すると、騒ぎを聞きつけた50代くらいのベテラン男性スタッフが「どうされたんですか!?」とやって来ます。そしてスタッフはBさんを見るなり「あ! B先生いらっしゃってたんですね!」と驚いた顔。Aさんは、きょとんとして「……先生?」とつぶやきます。スタッフは「あ、ご存じないんです? B先生はこの地域で一番大きい総合病院の小児科医で、若くして乳幼児発達心理の専門医なんですよ。私たちも先生の講演会に行って勉強させていただくことも多くて……」と話したのです。

 

プロ中のプロ、それも地域で最も信頼されている専門医に「知ったかぶり」と言ったAさんは、一瞬で顔面蒼白に。周囲からの白い目もさらに強まり、「偉そうに……」と蚊の鳴くような声で吐き捨て、荷物を掴んで立ち去っていきました。

 

 

その後、児童館で顔を合わせてもAさんと話すことはなくなり、Aさんは次第に児童館に現れなくなりました。しかし、この一件でBさんをはじめ、他のママたちと打ち解けることができ、今では新たなママ友と楽しく交流しています。

 

手探りで育児をする時期には、先輩ママなどの周りのアドバイスを真に受けることも多いです。もちろん、ためになるアドバイスもあると思いますが、それがすべて正しい知識かどうかはわからないと実感した今回の一件。専門家であるBさんの言葉によって、私自身が一番救われました。正しい育児情報を知り、ママとして柔軟にアップデートし、自分を不安にさせるような情報に踊らされないようにしようと感じた出来事でした。

 

◇ ◇ ◇

 

育児経験者である先輩ママの助言は、ありがたいと思うこともある反面、疑問を抱くこともあるかもしれませんね。今回、先輩ママさんが「抱っこはよくない」と言っていたように、たしかに以前は「抱っこをしすぎると抱き癖がつく」という考え方があり、赤ちゃんが泣くとすぐ抱っこするのはあまりよくないことだと思われていました。

 

しかし、最近はその心配はなく、むしろ抱っこすることで安心感や信頼感を与えられるとされています。何も心配せず、安心して抱っこしてあげてくださいね。

 

 

著者:長嶺りょう/30代・ライター。4歳の女の子を育てるママ。寝る瞬間までおしゃべりを続ける娘の横で白目を剥きながら、大好きな推しのことを考えて現実逃避中。

 

監修者:関根直子(助産師)

作画:yoichigo

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)

 

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