妻の悪口を言う義母と、妻の味方をしない夫
夫のスマホには、義母から頻繁に連絡が届きます。その内容のほとんどが、私の悪口。「家事がなっていない」「子どもができない」「私への口の利き方が生意気だ」などと、言いたい放題です。
しかし、夫はいつも義母の味方。義母から届いたメッセージの内容も、わざわざ私に伝えてきます。どうやら、女手ひとつで育ててくれた義母に頭が上がらない様子。義母に注意するどころか、「もう少し母さんの言うことを聞いてほしい」と私に求めてくる始末です。まったく話になりません。
さらに、共働きにもかかわらず、家事はすべて私任せ。夫は自分では何もしないのに、「掃除機は毎日かけて」「寝具はこまめに取り替えて」などと、あれこれ要求してきます。私は苛立ちを募らせながらも、毎日ひとりで家事をこなしていました。
夫しかいない家から変な声が聞こえる!?
とある金曜日、義母から怒りの連絡がありました。「あなたって本当に下品ね。嫁以前に人として汚らわしいわ!」と一方的にまくし立てます。私は何のことだかさっぱりわからず。義母が言うには、私たちの家に来てみたところ、中からいやらしい声が聞こえたというのです。
家には夫しかいないはず。テレビやパソコンの音ではないかという私に対し、あれはリアルな声だと言い張る義母。私が家にいないことを伝えると、義母が「まさか……」と家に突入しようとします。
義母が夫のもとへ乗り込もうとするのを、私は慌てて止めました。そして、「最近、お金の使い方が荒くなり、行動も少しおかしいと感じていたんです。一度だけでいいので、協力してもらえませんか」と持ちかけました。
すると義母は、「まさか、息子が……。私にできることがあるなら協力するわ」と言い、力を貸してくれることに。義母の離婚原因は、義父の不倫です。「もし息子が父親と同じことをしているのなら、絶対に許せない」と話すのでした。
「5分待って!」焦る夫を義母と包囲した結果
それから1週間後の金曜日。私は毎週金曜日に帰宅が遅くなるため、夫はその日に相手と会っているのではないかと見当をつけました。すると、夫から連絡が……。
「仕事もうすぐ終わる? ビール買ってきて」
「今日はお義母さんが一緒で、もう家の前だからムリ〜」
「母さんが!? 待て待て待て」
私の帰宅がいつもより早いこと、そして家の前に義母がいるとわかって焦る夫。「家に入るのを5分待ってくれ!!!」と言いますが、家の中がどうなっているかはわかっています。不倫相手を逃がそうと思っているようですが、「裏口にはお義母さんがスタンバイしているから逃げられないよ。相手の女性にも話を聞きたいから」と言うと、夫は諦めました。
話を聞くと、不倫相手は夫の部下でした。夫は本気ではなかった、私がいないと生活できない……などと話します。しかし、これまでの言動を思い返すと許せるはずもなく……離婚を決意。義母も激怒し、「息子には遺産を渡さない。絶縁する」と言っています。
後日、義母も同席して離婚が成立。さらに、密会していた部下が社内で不倫を暴露したため、元夫は別の部署へ異動になったそうです。
一方、私はというと――。元夫の不倫をきっかけに義母と協力したことで関係が深まり、新居が見つかるまで義母の家にお世話になりました。これからは心機一転、新たな人生を歩んでいきます!
◇ ◇ ◇
最後まで自分本位な言動を繰り返す夫には、あきれてしまいますよね。家族だからと我慢を重ねるのではなく、自分をないがしろにする相手とはきちんと距離を取り、新たな一歩を踏み出すことも大切ですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。